活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

2/14岩トレ報告

2月14日は、2023年初の岩トレとなりました。今回は、兵庫県神戸市にある烏帽子岩でのトレーニングでした。立春も過ぎたのでそろそろ暖かくなると思いきや、強い風とあられに見舞われた、厳しい天候の中でのトレーニングとなりました。

<参加メンバー>

・指導者:藤岡さん(OB)

・CL:山縣(3回)

・喜多(3回)

・藪本(2回)

・記録:森川(1回)

以上5名

今回の岩トレの目的は、岩登りを楽しむことはさることながら、今後指導の立場となる1回生・2回生の技術の維持と確認であったため、1回である私は身を引き締めて臨ませていただきました。

 

<行程と内容>

8:30 JR道端駅集合

朝早くに兵庫県での集合だったので、ほとんどの人は6時台に家を出発しました…皆さん、少し眠そうでした。

ここから徒歩で、烏帽子岩まで移動しました。

 

9:00 トレーニング開始

竹取物語

エイトマン

一発目は、烏帽子岩の右奥壁から挑戦しました。赤色のロープ組は「竹取物語」、青色のロープ組は「エイトマン」に挑戦しました。竹取物語は、比較的足の置き場が安定していたのでそれ程怖くはなかったのですが、登る前にルートを考えずに始めてしまったため、登っている最中に足の置き場を見失ってしまうこともあり、登るのに時間がかかってしまいました。

上手な人が登っている姿を観察して、手や足の置き場、体の使い方などを参考にすることが大切であることを学びました。

 

クライマーとビレイヤーを交代で行いながら、メンバー全員が両方とも挑戦することが出来ました。

私は、ビレイヤーをするのは2回目だったのですが、ビレイヤーはクライマーの動きを観察し、的確にロープを調節するだけでなく、万が一クライマーが落ちた時にはしっかりと支えないといけないので、何度やっても手に汗がにじむほど緊張しました。しかし、回数を重ねるうちに慣れてきて、緊張の糸が緩んだ時が最も事故が起こりやすいので、常に初心にかえりながらビレイヤーをしたいと思います。

レーニングの途中で、強いあられが降ってきたため寒さに凍えていましたが、時折当たる日光の暖かさに助けられました。

 

11:30 お昼休憩

一旦休憩して、お昼ご飯を食べます。こめさんがつくるコーヒーの匂いが、とても芳しくて美味しそうでした。

12:00 トレーニング再開

↑凹状ルート(青いロープー)

このルートは、名前の通り岩が凹状にへっこんでいる形をしており、足の踏み場が非常に小さく、とても難易度の高いルートでした。藤岡さんから、「足の踏み場が小さい岩の上にのりたいときは、手はしっかり岩を掴んだ状態で、足のつま先を思いっきり岩に押しつけると安定してのることができる」と教えていただきました。早速、おそるおそる実践してみたところ、しっかり足先に重心が乗っていればどんなに幅が狭い岩の上でも立つことができ、驚きました。

 

14:00 場所移動

場所を変えて、新たな岩に挑戦しました。上の岩は「太陽がいっぱい」、下の岩は無名です。

太陽がいっぱい」は、他のルートに比べて高さがあり、しかも凹側から平らな面に移るのが非常に難儀なルートでした。私は、下から藤岡さんや山縣さん、こめさんの凄まじい登りを呆然と眺めることしか出来ませんでした…。

私と藪さんは、「太陽がいっぱい」の左側にある無名のルートに挑戦しました。この頃から、腕の力だけで登っていた私の腕の筋肉が悲鳴をあげていて、無我夢中で登りました。その一方で藪さんは、着実に技術をレベルアップされ難なくクリアされており、私ももっと頭を使って腕が疲れないような登り方をしなければならないと実感しました。

16:30 トレーニング終了

全員が怪我なく無事にトレーイングを終え、下山をすることが出来ました。

<最後に>

今回の岩トレでは、難易度の高い岩が多かったため、力だけでは登ることがきない場面にも数多く遭遇し、その度に丁寧な技術と頭を使うことの大切さを実感じました。また、ビレイヤーやクライマーの技術を再度教えて頂いたので、今度は私が下の世代に教える番として、身を引き締めたいと思いました。