11月26日~28日にかけてEVE合宿を行いました。場所は四国で、剣山から三嶺への縦走という行程でした。参加メンバーは今野・森下・荻原の3名でした。
26日は主に移動日。7:20大阪発の高速バスで徳島駅まで向かい、そこから電車で穴吹という駅へ。さらにバスに乗って終点の川上というバス停に着いたのが14時前。道路は舗装されているものの、非常に山深いところで、小さな集落がいくらか見られる以外なんもありません。
バス停からはしばらく車道を歩きます。たまーに土木関係の方の車とすれ違いました。40分ほど歩いてコリトリというところで橋を渡って林道に入ります。そこから少し行くといきなり尾根にとりつく形で登山口が現れます。けっこうな急登な登っていくと林道に突き当ります。ここらへんは林道をショートカットするルートになっているので、数回林道を横切りながら尾根を登っていくことになります。1時間ほどの登りを終えると龍光寺に到着。誰もいません。どんな歴史があるお寺なのか勉強不足で良く分かりませんが、とにかくこの日はこのお寺の近くにテントを張らせてもらいました。とっても静かな夜でしたが、たまにシカの鳴き声が聞こえました。
27日は4時起床5時出発。暗闇の中慎重にルートをたどっていき、なんとか一の森への尾根までたどり着きました。だんだんとまわりも明るくなりだし、尾根の上から日の出を拝むことができました。ちょうど7時ころ一の森到着。ヒュッテがありますが営業期間外のため閉まっていました。そこから剣山までは1時間弱。剣山の頂上は植生回復のため木道になっていました。ここにもヒュッテがありましたが、同様に閉まっていました。ここからは快適な稜線歩きです。次郎笈・丸石・高ノ瀬といくつかのピークを越えていきます。天気は雲ひとつない快晴で、稜線がはっきりと見えました。白髪避難小屋に着いたのは13時過ぎ。水場は歩いて往復20分のところにあり、三嶺がばっちり見えました。結局泊ったのはわれわれ3人だけ。贅沢に使わせてもらいました。
28日は4時起床5時出発。登り始めはガスってましたが、徐々に雲もきれてきました。三嶺への尾根を登っていきます。はじめは樹林帯の中を歩きますが、頂上近くは岩場が多くなります。クサリのある最後の急登を登れば三嶺頂上!6:45登頂、日の出に間に合いました。朝日を拝んでから、最後の稜線歩きへ。大タオ・西熊山・お亀岩と通って天狗峠に着いたのがちょうど9時ごろ。ここからはひたすら尾根沿いに下っていきます。途中林道に出合いますが、ここまではマイクロバスが入れるようで団体の登山客が来ていました。ここからの下りは不明瞭な場所が多く、赤テープを頼りに下って行きましたが、最後の最後で完全にルートを見失いました(汗)廃屋があったので、昔の人が使っていた道に入り込んだのかもしれません。とりあえず降りる予定だった林道は見えていたので、無理やり尾根を下っていきました。最後は川沿いに歩いて目的地である久保のバス停に到着。無事に(?)下山することができました。
天候に恵まれ、四国の山々を満喫することができました。登山客も少なく、静かな山行を楽しむことができました。反省すべき点としては、ルートファインディングにいくつかミスがあったこと。今後は気をつけたいと思います。あと、クマ対策をもう少ししていくべきだったかなと思います。なお、今後の活動についてはメンバーで話し合って決めたいと思います。12月中に一回くらい日帰りでハイキングにでも行こうかと思います。 荻原
川上のバス停。おいてけぼりという感じ
剣山山頂。右から、今野・森下・荻原。風が寒い!
剣山から次郎笈を望む。その先の稜線も