今日は日帰りで比良の釈迦岳に行ってきました。メンバーは会長1人に1回生4人の計5人。行動時間は6時間弱とあまり長くはありませんでしたが、内容の濃い山行であったと思います。
9時にJR比良駅集合で、9:10に駅出発。車道や砂利道を歩くこと約40分でイン谷口に到着しました。ここから大津ワンゲル道への登山口はすぐ、のはずが道なりにしばらく歩いていってもそれらしき場所がありません。すかさず、エアリアを確認すると、ここの登山口は気づきにくいので注意が必要、ということが解説にしっかりと記されていました。ここでCLの準備不足が明らかになり、1回生からの信頼が失墜しかねない状況になりましたが、荻原会長は「先週は授業の課題がしんどくて準備に時間が取れなかった」という実に男らしくない言い訳で対応しました。

登山口を発見し安堵する一同
結局、イン谷口からちょっと歩いたところにひっそりと入り口がありました。最初しばらくは沢沿いのコースになりますが、20分も歩けば尾根に取りつきます。ここからはひたすら尾根沿いの登りです。途中、足場の切り立ってるところや岩場があったりしましたが、全員難なく通過することができました。

雨上がりで良くすべる

バランスが大事

こっち向いて―(という会長からの強要)
険しい登りもほとんど終えてもう少しで山頂、というところでハプニング発生。堂城くんの登山靴(左)のソールが剥げてきてしまいました。かかとの部分が剥げてきたため、歩くたびに「かぽ♪かぽ♪」という素敵なBGMを奏でています。このままでは本人だけでなく、他のメンバーの行動にも支障が出ると思い、山頂に着き次第、対処することにしました。
そうこうしてるうちに山頂到着。コースタイムは約3時間でしたが、2時間弱で着いてしまいました。

釈迦岳山頂にて。左から岸本・饗庭・堂城・緒方、右上荻原。
山頂ではお昼休憩。そして、堂城くんの靴の修理。とはいってもそれらしい補充用具を持ってきていなかったので、とりあえず替え靴ひもで固定することにしました。まぁ、無いよりはマシということで。
釈迦岳頂上は展望もなく、虫も多かったのので、そそくさと出発しました。ここからは稜線の上り下り。30分程度でヤケオ山に着きましたが、頂上にご年配の登山客がやたら多かったので、山頂を華麗にスルーし、そのままヤケ山に向かいました。

ヤケオ山じゃなくてヤケ山山頂。
ここからは普通に下っていけば特に問題ないコース。ですが、ここでまたハプニング発生。堂城くんの登山靴(今度は右)のソールが剥げてきました、さっきよりも派手に。すかさず応急処置、今度は細引きで固定しました。これは結構ほどけやすかったようで、下山中に何度も結びなおすことになりましたが、他のメンバーはたぶん一切文句を言わず、むしろ積極的に修繕作業に協力していました。これぞ、One for All , All for Oneの精神。素晴らしい。

細引きで固定した登山靴。流行の最先端です
最後は楊梅の滝をみんなで見学。実際に近くでいるとなかなか迫力がありました。

雌滝をバックに。個人的に今日のベストショット
北小松の駅に着いたのが15時頃。全員無事に下山できて何よりです。終始ガスっていたため展望はいまいちでしたが、コース自体は変化に富んだルートで思いのほか楽しめました。
今回の山行では、事前の情報収集や準備の重要性に改めて気付かされました。メンバー全員が安全に山を楽しめるように、リーダーとしての役目をしっかり果たしたいと思います。 荻原