活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

EVE合宿 九重

 11月25日から29日にかけてEVE合宿に行ってました。場所は大分の九重山。メンバーは3回生2人、1回生5人の計7人。合宿初参加2名を含むパーティーでしたが、全員無事に下山することができました。天候にも恵まれ、温泉あり星空ありトラブルありという、内容の濃い合宿となりました。
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今回の参加メンバーはこちら!左から、堂城・米森・岸本・CL荻原・伊藤・饗庭・SL森下
 
 25日(金)、移動日。大阪南港発19:55のフェリーで九州に向けて出発。と こ ろ が、1回生の北村が集合場所を間違えており、乗り遅れるという事態が発生。とりあえず新幹線で来させて翌日の朝に合流できるように指示しました。万が一の場合に備えていろいろと考えましたが、無事に合流できることを信じてこの日は眠りにつきました。
 
 26日(土)、海の上で朝日を浴びながら心地よい朝を迎えました。し か し、携帯電話を確認すると、北村から連絡が来ており、今回の合宿は参加できないということになりました。この時点で計画の変更を余儀なくされたので、少ない脳みそをフル回転させて対応を考えました。彼にはテントのポールを持たせていたので、テントが立てられなくなってしまったのが一番の問題でした。ポールの入手、ビバーク、避難小屋の活用…などいろいろ考えましたが、ベースキャンプ予定地だった坊がつるの近くにある法華院温泉に連絡を取ったところバンガローを貸してもらうことができたので、バンガローともう一つ持ってきていた3人用テントで対応することにしました。
 7:55に別府港到着、9:05発のバスでくじゅう登山口へ。11時に登山口である長者原に到着。この日は雲ひとつない快晴で、メンバーのモチベーションもおのずと上がりました。坊がつるまでは、ゆるやかなアップダウンのルートで危険個所もほとんどありませんでした。法華院温泉到着が13:30、土曜日ということもあってか思った以上に登山客は多かったです。法華院温泉は源泉かけ流しで、九重の山々を眺めながらの温泉は最高でした。夜は満点の星空を眺めることができ、来てよかったなぁと風呂上がりのビールを飲みながら思ったのでした。
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雨ヶ池越にて、正面に見えるのは平治岳
 
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法華院温泉と三俣山
 
 27日(日)、この日はBC-大船山-天狗岩-高塚山-ソババッケ-大戸越-BCという行程でした。以下ダイジェスト。
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大船山(たいせんざん)にて
 
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天狗岩からの下り。岩場は慎重に!
 
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高塚山にて
 
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大戸越(うとんごし)から硫黄山の火山ガスを見る
 
 この日は全行程約9時間という長時間の行動となりましたが、全員しっかりと歩ききることができました。アップダウンの激しいルートではありましたが、地形の変化に富んでおり、楽しみながら歩くことができました。この日も疲れた体を温泉で癒しました。ありがとう法華院温泉
 
 28日(月)、登山行動最終日。九州本土最高峰である中岳と九重連山のメインともいえる久住山に登るということでメンバーの士気も上がっていました。帰りのバスの都合があるので、3時起床4時出発。白口岳を通過して中岳分岐に着いたのが6時ころ、ここからは火口のまわりをめぐる形になります。6:30に中岳、6:45に天狗ヶ城を通過。7:15には久住山のピークに立ちました。
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久住山にて。頂上に着いたらちょうどガスってきてしまいましたが…
 
 この後は中岳分岐まで戻り、BCまで往路を引き返しました。10:30に法華院温泉を後にし、初日のルートをたどって長者原まで帰りました。バスと電車を乗り継いで大分駅まで出て、夜行バスで29日朝に京都到着。新町BOXにて片付けと反省会を行い、今年のEVE合宿は幕を閉じました。
 出発の時点ではどうなる事かと思いましたが、大きく計画を変更することもなく、全員無事下山することができて良かったと思います。登山では思いがけない出来事が起こることも多々あり、今回のトラブルも緊急時の対応という意味ではいい勉強になりました。もっとも、人為的なミスに関しては極力なくすことが理想であり、今後の活動においても一人ひとり意識を持って取り組んでいきたいと思います。また、今回の合宿は、天候に恵まれ非常に快適に行動することができましたが、環境の悪い中でも適切な対応をとれるようにする必要があると感じました。これからも多くの山々に登り、様々な経験を積んでいきたいと思います。
 この山行の様子は近日中にHPのほうにアップする予定ですので、ぜひそちらもご覧ください。
 
CL荻原