活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

6月合宿@比良山

6月23日・24日にかけて、琵琶湖西方の比良山系へ行きました。
参加メンバーは緒方・岸本・米森・北村・伊藤・三宅(2回生)、新内・西山(1回生)、荻原(4回生)の9名です。日帰りではなく、前日に登山口周辺にテントを張り、早朝から行動を開始する形態にしました。

JR比良駅から約1時間ほどで、大山口手前に到着しテントを設営・夕食の準備に取りかかりました。
食事メニューはレトルトカレーに、鶏肉と野菜の炒め物(野菜からの水で半分くらいスープ)でした。
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イメージ 2 24日は、3時半に起床し朝食、出発は5時過ぎとなりました。天候は薄曇り、気温は高くなく立ち止まるとひんやりとするくらいでした。7時前に北比良峠、9時過ぎに比良岳に到着しました。比良岳から少し下ったところで2回生・北村が休憩をとりたいと申し出たので、約30分の休憩をとりました。

10時に行動を再開しますが、10時40分ごろ打見山頂上に到着した時点で、先ほどの北村が動けなくなりました。様子を見るため彼を日陰に移しましたが、動けそうにないことから打見山で大休止1時間超とします。北村の回復を待つ間、体力に余裕のあるメンバーは蓬莱山へ空荷でピストンし、リーダー緒方と新内は北村の看病のため打見山にとどまりました。(この時点で気づくべきでしたが)北村の体温が高く、意識が朦朧としており、熱中症の症状を呈していました。このため、首筋・両膝裏に湿布を貼り、一部服を脱がす、銀マットで扇ぐなどして体温が下がるように対処しました。また、居合わせた登山者の方が処置に協力してくださいました。ありがたいことです。

12時過ぎに現役監督の川畑さんに電話で連絡をとり、指示を仰ぎました。その結果、回復を待ち、荷物は他のメンバーが分担して自力で下山することになりました。幸いにも、12時20分ごろ北村の意識がはっきりとし始め、12時30分には自力歩行可能な状態にまで回復しました。その後12時50分に下山を開始し、途中何度か休憩を挟みながら、15時20分にJR志賀駅に到着することができました。
なお、帰路の電車内で北村は元気を取り戻し、平常時に近い状態まで回復して帰宅しました。

今回の山行は、前述のとおり重症とみられる熱中症者を出すという結果になりました。一応は全員下山できましたが、かなり危険な状態であったと考えています。計画の再検討や原因の把握、対処・判断が適切であったかなど、検討課題が山積しています。一つ一つ点検し、今後の予防と再び傷病者が発生した場合に、より適切な対応がとれるように会全体で考えていきます。

最後になりますが、関係者の皆様にはたいへんご心配をおかけし、申しわけありませんでした。
また、ご助力・アドバイス頂いた方々には、この紙面をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございました。


緒方 隼
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総勢9名で比良駅を出発!
 
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テント設営
 
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大山口にて
 
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比良岳にて