活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

富士登山

 8月7~10日にかけて、個人的に父親と富士登山に行って来ました。富士宮口からスタートし、宝永火口を経由して御殿場ルートに合流するというプリンスルートをとり、帰りは大砂走りで御殿場口に下山しました。
 父親と一緒に登頂を目指していましたが、夜行バスの睡眠不足からか父親の体調が優れなかったため、父親とは六合目で別れ、私一人での登頂となりました。
 
コースタイムは以下の通りです。
8/7 23:18 京都駅八条口- 8/8 6:50 富士宮駅 7:30発登山バス- 8:53 富士宮口五合目 10:30発- 12:50 宝永山馬の背- 13:17 御殿場ルート六合目(父親は御殿場口へ下山)- 15:20 赤岩八合館 泊
8/9 6:07発- 7:38御殿場口山頂- 8:11 剣ヶ峰- 9:44 赤岩八合館10:10発- 12:21 御殿場口新五合目
8/10 5:21 京都駅八条口到着
 
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  富士宮口五合目では高度順応を兼ねた休憩を取った後出発しました。2400mの五合目は雲の中で、気温は
13℃でした。父親は夜行バスを降りたときからふらふらすると言っており、道が登りになるにつれしばしば立ち止まらないと歩けなくなって来ました。そこで、私が父親の荷物を持ち空身で歩いてもらいましたが、それでも歩けなくなり、吐き気がするらしく食欲もなかったためなんとか辿り着いた御殿場ルート六合目との合流地点で別れることになりました。父親はその後、大砂走りを2時間ほど下山し、新幹線で無事京都に帰りました。
 
 別れてから1時間ほど歩くと雲の上に出て、とてもきれいな快晴でした。その日は3300mの赤岩八合館に宿泊しました。影富士や夕焼けもきれい見えました。また、夏の大三角や天の川など、今まで見た中で一番素晴らしい星空を見ることも出来ました。初めての小屋泊でしたが、ご飯も美味しく布団も暖かくてのんびりと過ごすことが出来ました。
 
 翌日は小屋からご来光を拝み、朝食後山頂に向けて出発しました。山頂は風がきつく、何かに捕まっていないと足がふらいて危険だったためお鉢巡りは諦めて、富士山頂奥宮や山頂郵便局、剣ヶ峰に寄って下りてきました。後で知ったのですが、この日は強風のため吉田ルートからの登山者は山頂へ上がるのが禁止されていたようです。その後赤岩八合館で置かせてもらっていた荷物を詰め直し、大砂走りで御殿場口新五合目に下山しました。下山後は時の栖という温泉施設で休み、御殿場駅から夜行バスで翌朝京都に帰って来ました。
 
 
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富士宮口五合目から出発!
 
 
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時々青空が覗きます
 
 
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左上に小さく見えている白い建物が今晩の宿泊地。遠い…。
 
 
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赤岩八合館に到着。
ここは2008年に皇太子様が泊まられたことのある小屋です(奥に写真)。
 
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ご来光
 
 
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御殿場ルートの頂上です
風がきつくて大変!
 
 
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左手の急坂を登ったところが日本最高峰の剣ヶ峰です。
気象観測所もあります。
 
 
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帰りは再び雲の中、延々と続く大砂走りで標高1400mまで下ります。
 
 
 今回は親子での登頂はなりませんでしたが、天候にも恵まれ無事に帰ってくることが出来て良かったです。単独行は不安な時もありましたが、一人で登頂できたことは自信にもなりました。
しかし、帰った日から39℃の熱が5日間続き、病院に行くと肺炎とのこと。17日にはやっと熱が下がりましたが、楽しみにしていた夏合宿に行けなくなってしまいました。急な計画の変更でメンバーやOBの方々にご迷惑やご心配をかけてしまい、本当にすいませんでした。今後は体調管理に気をつけて、また山に行けるよう体力の回復に努めます。
                                                           11年度 饗庭