活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

夏合宿 双六・槍ヶ岳

2012夏合宿 双六岳槍ヶ岳

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8月18日(土)~8月21日(火)、北アルプスに登ってきました。参加メンバーは緒方・岸本・米森・三宅(2回)、新内・綱田・西山(1回)の7名です。天候・気温ともに良好で、気持ちのよい山行となりました。






<8月18日>くもり
大阪・京都09:00(高速バス)~新穂高温泉16:00~わさび平小屋17:10

今回は現地までの足として高速バスを使いました。電車と違って乗り換えなどがないため、新穂高温泉までとても楽に過ごすことができました。新穂高温泉から1時間弱の林道歩きの後、キャンプ地のわさび平小屋に到着し、テントを設営。我々以外にも大勢のパーティーがテントを張っていました。
この時点では天候は曇っており、小屋のある左俣谷の川は濁っていました。わさび平の管理人さんによると午前中に大雨があったとのこと。「大丈夫かいな」と思いつつテントの中に潜り込み、明日からの登りに備えます。
また、写真を取り損ねましたが小屋の前では沢の水で冷やされたバナナ・トマト・キュウリなど(各100~200円)が売られていました。なお、スイカもありましたが価格は「時価」となっていました。
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<8月19日>晴れのち曇り
わさび平04:30発~鏡平小屋07:25~弓折岳09:00~双六小屋10:20
双六キャンプ地11:30発~双六岳12:30~双六キャンプ地13:10

 2日目はわさび平から双六小屋を目指します。夜のうちに雲の量が減り、鏡平につく頃には快晴となりました。気温も低めで、高度を稼ぐのに絶好の状態でした。ですが、9時ごろからは雲が出始め、ガスの中を進みました。双六岳からキャンプ地に降りた後の14時~15時にかけては時折雨が降り、その後も双六小屋周辺は薄い雲の中、という状態になりました。
小屋の方にここ数日間の天候などを尋ねたところ、18日は11時ごろから強い雨、また翌日登頂予定の槍ヶ岳にて落雷で亡くなられた方がいるとの情報が。明日は早めに西鎌尾根を通り抜けることにして、腹ごしらえをして19時ごろに就寝。
この日もテント場は大盛況で、おそらくは40張くらいはあったと思います。様々な方々が思い思いの場所にテントを構えていました。

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06:00ごろ撮影。少しずつ雲が晴れて行きます

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かき氷を食す。鏡平小屋にて


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双六岳山頂にて撮影、周囲の山々はガスのなか。

<8月20日>快晴、のち晴れ
双六小屋04:40発~樅沢05:15~槍ヶ岳山荘09:00
09:30~槍ヶ岳登頂~10:40
槍ヶ岳山荘11:00発~槍沢キャンプ地13:45

この日は早朝から雲一つない快晴、起床時には満点の星空がひろがっていました。西鎌尾根を歩いている間も雲は少なく、北方に野口五郎岳薬師岳、南方には乗鞍がよく見えました。また、北から弱い風が吹く涼しい天候で、今回一番の難所を通過することができました。
槍ヶ岳の頂上では、南側からの雲のために穂高連峰や常念を見ることはできませんでしたが、北側に広がる山脈がきれいに浮かび上がっていました。
槍ヶ岳への登頂の後、メンバーに余力がありかつ天候も安定していることから、この日のキャンプ地を当初予定の殺生ヒュッテから槍沢キャンプ地に変更しました。槍沢を下る途中では、雪渓で遊んでいるニホンザルの群れを見かけたりしました。

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青空に浮かぶ槍




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西鎌尾根の鎖場を抜ける。


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槍ヶ岳山荘間で後少し。


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槍ヶ岳山頂にて

<8月21日>快晴
槍沢キャンプ地04:40発~徳沢07:00~カッパ橋08:30
上高地バスターミナル10:10~松本12:00~京都駅19:10

最終日も早朝から快晴。「温泉に入るぞ」を合言葉に、上高地をずんずん進んでゆきます。結局、計画よりも早く上高地に到着し、ひと風呂浴びてから帰途に着くことができました。

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横尾手前の小さな沢


<総評>
今回の山行は少々出来過ぎた感があるほど、良い状態でした。今年前半は合宿を計画するたびに、何らかのアクシデントに見舞われ続けたのですが、このたびは嘘のように何も起こりませんでした。いやぁ、有り難いことです。とは言うものの、毎回このような良い状態であるはずがないので、次回からも気を抜かずにしっかりと準備をして山に臨みたいと思います。なお、今回も撮影した写真は同好会ホームページにて掲載予定です。よろしければそちらもご覧下さい。

CL緒方