活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

8月25日~27日・裏銀座縦走

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同好会としての活動ではありませんが、先日個人的に裏銀座縦走路に行ってきましたので報告します。参加者は、緒方並びに緒方の父母の3名です。


25日(土)快晴のち曇り
07:00高瀬ダム~ブナ立尾根~11:40烏帽子小屋 12:15発~15:40野口五郎小屋

前日に信濃大町駅前にある七倉荘という宿に宿泊し、6時ごろからタクシーにて登山口である高瀬ダムへ。高瀬ダム内に通じる道路は許可を受けた車両しか通れず、一度に入れる車両数もきまっているそうです。運良く我々は大して待つこともなく、登山口まで到着することができました。
ダム脇の道をすこし行くと、日本3大急登と呼ばれるブナ立尾根が始まります。確かに登りだしの1時間くらいは細く急な山道をいきましたが、その後は風の良く通る森の中の尾根道となりました。急なのは急でしたが、風がよく通るぶんだけ楽ができました。

12時前に烏帽子小屋に到着し、30分程昼食休憩をとって野口五郎小屋へ向かいます。途中、上空に暗い雲がでましたが、幸い雨は降りませんでした。ぼちぼちと歩き、4時前に野口五郎小屋に到着しました。烏帽子小屋・野口五郎小屋はともに周辺に水場がないため、雨水を水源として利用しているそうです。また、この日は低い位置に雲がなかったため、鹿島槍・白馬・剱・立山方面を一望できる機会に何度も恵まれました。

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野口五郎小屋周辺より、剱・立山方面

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ブナ立尾根にてオコジョ(画面中央)に遭遇。人慣れしているように思われました。

26日(日)快晴のち雨

05:40野口五郎小屋発~07:45東沢乗越~08:40水晶小屋~水晶岳往復~10:00発
~12:15黒部源流分岐~12:45三俣山荘~13:40発~14:40三俣蓮華岳~16:00双六岳~16:50双六小屋

この日も朝から快晴、東の風あり。野口五郎岳をこえると、槍・穂高、笠・双六・水晶などの名だたる山々が青い空にくっきりと浮かび上がっていました。9時前に水晶小屋に到着し、ザックをデポして水晶岳に登頂。山頂からは、鷲羽岳薬師岳、そして雲の平がきれいに見えました。

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快晴の下の槍・穂高連峰。北鎌・西鎌がよく見える。




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水晶岳山頂より、笠ヶ岳方面





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10時に水晶小屋を後にして、ワリモの分岐から黒部源流域に下る道に入ります。1時間程くだって鷲羽岳の裾野から流れ出す沢の水を汲み、三俣山荘へ。三俣山荘の周辺は水が豊富でテントを張ればとても気持ちの良さそうなところでした。昼食後、三俣蓮華岳双六岳を経て双六小屋へ。


・写真は黒部源流の沢






















14時ごろからガスが出始め、15時~16時は強い雨になりました。先週に引き続いて今回も双六岳からの展望は得られず、残念。そのかわりに、三俣蓮華から双六岳に向かうルート上で2羽の雷鳥に遭遇しました。ただ、この後に強い雨が…。
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2羽の雷鳥。見づらい。



27日(月)快晴
05:50双六小屋発~06:50弓折乗越~07:15鏡平山荘
07:50発~10:00わさび平小屋~10:45新穂高登山口
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最終日も快晴。計画では西鎌尾根から飛騨沢を下る予定でしたが、「面倒だなぁ」ということで(オイ!)鏡平方面にて下山することにしました。鏡平では前日に汲んだ水でコーヒーを淹れてみましたが、これがまたおいしかった。左手に槍・穂高を見やって、以前OBの方に教えていただいた「穂高よさらば」を中途半端に歌いつつ、11時前に無事下山しました。


裏銀座コースから見られる山並みは、話に聞いていた以上に雄大でした。山は大きい、と改めて感銘を受けました。同好会のメンバーとも来年あたりにチャレンジしてみたいものです。

緒方