活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

夏合宿・北八ヶ岳

 
819() 8:40藤森駅9:37京都深草14:50茅野駅16:20美濃戸口―17:20やまのこ村C11.0p
 
高速バスでの移動であったため、渋滞に巻き込まれないか心配であったが、大きく遅れることなく茅野駅に到着できた。駅から美濃戸口線のバスで移動したが、いい感じの別荘などが立ち並び落ち着いた雰囲気だった。美濃戸口(バス停)には八ヶ岳山荘があり、宿泊などもできるそうだ。やまのこ山荘には硫黄岳山荘で働いている同好会員のM氏が差し入れを持って来てくれていた。新入生の海老名も親戚の家が近いということから、現地で集合して山では貴重な果物・野菜の差し入れを持って来てくれた。2人とも本当にありがとう!
 
 
820() 5:00 C17:00赤岳鉱泉9:00赤岩の頭―10:30夏沢峠―11:30根石岳12:30天狗岳13:30中山峠―15:00高見石小屋<10.0p
 
この日の行動が一番長く、心配されていたが朝の準備はズムーズに完了し予定通りに出発できた。天気も晴天で北沢も増水しておらず、赤岳鉱泉まで沢沿いで涼しかった。赤岳鉱泉からはテント割ごとに行動し、各ポイントで再開するという方法で行程を進めていった。赤岩の頭までの登りはジグザグにトラバースしながら登れ、尾根上では西に峰の松目、南には阿弥陀岳の岩場を見ながら登れたためそれほど疲労感なかった。メンバーも硫黄岳の登りまでは軽快だった。硫黄岳のピークではなんと富士山の山頂部分がかすかではあるが見ることができた。景色は最高で、なんといっても硫黄岳の爆裂口は圧巻だった。とにかくこの日が晴れてくれてお天道様に感謝です。ここからアップダウンを繰り返していくが、これが時間のロスを生み、高見石小屋に到着時刻が1時間遅れてしまった。
 
原因として、予想以上に岩場があり苦戦したのと団体行動であったため一番遅いテント班に合わせなければならなかったことである。天気が良く雨が降らなかったからいいが、コースタイムを越える時間で行動してしまったのは失敗であった。これは合宿以前に全体でトレーニングができなかったこと、岩場の歩行練習が少なかったことが関係しているため、反省しなければならない。
 
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 赤岩の頭から赤岳、阿弥陀岳を展望する
 
 
821() 6:00 C27:00麦草峠8:40茶臼山10:30坪庭―11:30横岳―14:00双子池ヒュッテ<8.0p
 
テント割によっては10p近く歩いているものもいたため、疲労のことを考えて余裕をもって到着できるように当初のルートを変更し、雨池峠から坪庭、横岳から亀甲池を経由して双子池ヒュッテに向かった。縞枯山山付近では噂の縞枯れ現象が見られたが、それよりも驚いたのは苔であった。まるで屋久島の山の中を歩いているようで湿潤な樹林帯である。坪庭ではロープウェイを使って登ってきた観光客に邪魔がられながら通過した。双子池ヒュッテのキャンプ場は雌池のほとりにあり、管理人がいる小屋とは距離があるため多少面倒だが、とてもきれいだった。雄池の方は検査済みで飲料水用でくんで飲むことができる。実際に飲んだが嫌な味はせずに普通に飲むことができた。夕食はペミカンで平地ではとても食べることはできないが、飢えた登山者にはご馳走である。効果ではあるがバターで固めていたためシチューとよく合いおいしかった。
 
 
822() 6:00 C37:00双子山―9:30蓼科山12:30蓼科山登山口―14:00大滝キャンプ場C48.0p
 
この日が行動の最終日であったため、さすがに疲労が見えるものがいたが、さほど問題なく歩けていた。この日一番怖さを感じたのは蓼科山荘から蓼科山山頂までの急登である。ルート自体ははっきりしていたが、ここの部分は岩場になっていた。観光客や団体の登山者が多く、岩場で止まることもあった。今回は無事に済んだが、岩場での歩行練習の少なさと歩行機会が少なかったのはまずかった。蓼科山山頂は非常に珍しく、伊吹山のように広いそれでいて岩場であった。
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蓼科山からの下りは急で、4pを費やし足への疲労が見られた。途中の信玄棒道は川中島の戦いの軍用道で歴史が深いらしい。確かにここらはやたら信玄秘湯の湯が存在する。大滝キャンプ場のオーナーさんは丁寧にお茶とお菓子を準備しておもてなしをしてくれた。次の日の朝には漬けものをふるまってくれ、塩分が体にしみた。
 
 
 
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下山後の楽しみの1つである温泉は近くの親湯にお邪魔した。ここのホテルの高級感はすごく日帰り温泉だけでも十分楽しめる。なんと温泉内の床は畳が敷かれ、疲れをとることができた。
 
 
夏合宿は同好会全員(13回生)で原則参加を目標としてきたが、結果的にそれは達成することができなかった。これは大変残念なことではあるが、今回参加した1、2回生は多くの点で成長が見られ、各自しっかりと反省点を持ってくれていた。
合宿を計画した私の反省としては夏合宿前のスケジュール管理ができていなかったことである。本来、7月初旬には夏合宿の現役監督会を開催しなければならなかったが、テント泊・テストがかぶり部員には迷惑をかけてしまった。そして、上にも述べたが岩場の歩行練習も開催すべきだった。EVE合宿は1、2回生を中心に計画してもらうので、今回のような失敗がないようにサポートしていきたい。
 
その他の写真はアルバムをご覧ください。
 
同好会12年度 西山