活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

個人山行 富士山

メンバー: CL 川口(2回) 山本(2回) 木村(2回) 
8/27~8/29に2泊3日で富士山へ行ってきました。
初日は移動日として京都から御殿場駅まで青春18きっぷで行きました。7時間かけての移動と時折トイレが車両に付いてなかったので辛かったです。御殿場駅からはバスで40分で須走口5合目にある山荘菊屋へ。ここで1泊しました。夕食におかずが9種類もでて(その内7種類は野菜)とても豪華な食事でした。寝どころも布団1枚以上のスペースがあり快適で、初めての山小屋泊でしたが山小屋に好印象を抱きました。 ・・・御来光館に泊まるまでは。

行程2日目は、最初から想定外の事態が。3:30起床の予定が4:30に起きてしまうという大寝坊。大部屋なのでアラームを控えていたのと、寝心地が良すぎたためか大失態を犯した。直ぐに準備をして小雨の中出発。はじめは樹林帯の中を歩き、それを過ぎると富士山が目の前に。見た感じすぐに頂上に着きそうだな、と思うぐらいきつそうには見えませんでした。しかし富士山は御存じの通りきれいな円錐形。見てる分には良いが、登る方からすると延々と坂で、平坦な道などほぼ無くただひたすら登り続けなきゃならない。山小屋がちょうど区切りよく在ったので山小屋に着くごとに休憩してゆっくり登りました。頂上では一休み。おしるこを一つ食べました。その後お鉢めぐりを一周しました。
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剣ヶ峰にて
そして帰りにもうひとつおしるこを食べ8合5勺の御来光館まで下り、一泊しました。御来光館は山荘菊屋とは違い、寝るスペースが枕一つ分。仰向けに寝ると肩が隣の人とぶつかるほどでした。大部屋にかなりの人間が詰め込まれるので空気が悪く、さらにトイレから帰ってきた人の匂いが充満することも。いびきもうるさく環境は良くなかったでしたね。夕ご飯はハンバーグ弁当とサラダで美味しかったです。

3日目は起きたのは0:30。メンバーの一人が頭痛と吐き気を訴えたのですぐに高山病だと思い、酸素を吸わせても容体が変わらないので、バファリンと水分を飲ませて、空気がいい外で休ませました。直ぐには回復しなかったですが、徐々に回復し2時頃にはなんとも無くなり安心しました。2:30頃には頂上へ御来光を見るために大勢出ていったので寝床が広がり安眠できました。予定では頂上で御来光を見るつもりでしたが大事をとって御来光館で見ることに。しかし20分ほど待ち続けましたが雲の中から現れず、今回は見れませんでした。
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御来光館からの景色
3日目は雨は降らず砂走をとにかく下りました。5合目までわずか1時間半。下がふかふかで靴が砂に沈み込ませ強引に進むとあっという間でした。下りは毎回数回こけるのですが、今回初めてこけなかったので少しの達成
感が味わえました。そして温泉に入り帰りに青春18きっぷで帰りました。

今回の山行は初めてのCLとして臨みましたがタイムスケジュールの管理ができてなかった等反省すべき点が多々ありました。写真も悪天候疲労のせいもありましたが、もっと撮るべきでした。高山病も結果的には回復しましたが、もし症状が悪化し下山が難しくなった場合のことを考えると高度を下げる方が適切だったのかもしれません。次回からはより詳細な調査・準備と体力トレーニングによってリーダーとして余裕と知識を身に着けなければなりません。

しかしメンバー3名が無事に帰ることができ、安心しております。御来光が見れなかったのが残念ですが機会はまだまだあります。

最後に今回の山行のため時間をさいてアドバイスをしてくださったOBの方々ありがとうございました。



同好会2回 川口