活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

個人山行 熊野古道(中辺路)《その2》

15年度の永井です。
個人山行 熊野古道(中辺路)その1の続きを書かせて頂きます。

なお、今回の山行では、昨年10月に、当会のOB組織であります同志社クローバー山岳会様のご支援の下で購入したmont-bell6人用テントを使用させて頂きました。
メンバー全員が1つのテントで行動することができ、とても快適なテント生活を送ることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました
 

(日程)    211日~13
(メンバー) CL海老名(14年度)SL岡本(14年度)・西山(12年度)・記録 永井(15年度)・森島(15年度、初参加)

 
1-2日目は、前回の記事に記載しています。
《3日目 2月13日土曜日》
4:45 起床
徒歩移動 〈3.5P
5:40 C2発
バス移動(熊野交通バス)
9:21 志古バス停
9:55 権現前バス停
徒歩移動〈1.0P
11:43 勝浦駅
電車移動(鈍行 8時間)
20:29 京都駅
 
 
4:45起床。予報通り天気は雨。すぐに朝食を摂り、テント内で雨具装備を装着して撤収開始。C2を5:40に出発。雨の中行動するのは屋久島山行以来である。
渡良瀬温泉の吊り橋を渡り国道に入る。この日は新宮方面に向かって熊野川沿いの国道168号線をひたすら南下する行程である。
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熊野川 この日は雨のためカメラ機材が使えず写真は少なめです。


出発してすぐ川湯温泉町を通った。川湯温泉は、その名の通り河原を掘ると温泉が出てくる温泉地である。
観光協会のHPいわく「川底から絶えず湧き出す70度以上の源泉に、熊野川の支流である大塔川の冷たい水と混ざり合い、程良い温泉が出来上がり、自分だけのオリジナル露天風呂を満喫できる」温泉だそうである。旅館が用意した河原の温泉もあるが、自分でスコップを用意して温泉を掘ってもよいとのことで、この日も朝早くから、そして雨の降る中に河原に掘った温泉に入っている人がたくさんいた。不思議な光景である。
そんな川湯温泉をぬけると熊野川沿いの国道歩きが始まる。砂利を運んでいるのか大型のダンプカーが猛スピードで走り抜ける横をひたす歩く(一応、歩道はある)
 この熊野川は、世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、熊野本宮と熊野速玉大社間の流域がユネスコ世界遺産に登録されており、世界遺産で唯一の「水上の参詣道」となっています。そんな熊野川ぞいを歩くこと4時間、ドライブイン志古に到着。ここからは熊野川下りの船も出ています。志古から新宮までは徒歩で8時間弱かかる。京都へ帰る電車との兼ね合いで、やむをえず路線バスを使ってドライブイン志古から権現前へ。権現前で熊野三山の一つである熊野速玉神社を参拝し再び徒歩でゴール地点新宮駅へ向かう。
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中国の秦朝の徐福伝説が残る新宮には「徐福」という地名が残っており、この新宮駅和歌山県新宮市徐福2丁目である。新宮駅前で1500円のマグロ丼ぶりを食する。マグロフライを注文したメンバーもいた。鶏のささ身の味がしたそうである。
新宮駅から京都駅まで鈍行列車で9時間の旅。夏合宿で白馬に行った時の乗車時間を上回る長旅です。青春18きっぷは期間外のため使えず学割運賃で4320円。途中、「本州最南端の町」の串本で1時間の乗換え待ち。夕食を調達する。
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↑本州最南端の町「串本」

京都駅には20:29着。団体装備の片付けとテントのメンテナンスのため新町BOXへ。
新町BOXにて行われたミーティングでは、今年度で卒業となる西山より激励の言葉を頂きました。西山さんありがとうございました。
 
 
2016年3月7日
文責:永井
写真:海老名・永井