活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

春合宿(熊野古道)

こんにちは、17年度の寺部です。
今回は3月中頃に春合宿(熊野古道)を実施したので、その報告です。
 
【実施時期】2019317日19
【メンバー】17年度:太田(CL)・早川(SL)・寺部(記録)、18年度:上田、門、西馬
【行程】1日目: 栗栖川バス停~高原熊野神社~逢坂峠~アイリスパークオートキャンプ場 C1 <4.0P>
     2日目: C1~小広峠~船玉神社~渡瀬みどりの広場キャンプ場C2 <9.0P>
     3日目: C2~万歳道分岐~志古=新宮駅=田辺駅=京都駅 <4.0P>
 
 毎年この時期の合宿は行き先選びに苦労していますが、今年は熊野古道に行くことに。
 
【1日目】  
 朝からパンダの柄が印象的な高速バスを利用し京都から和歌山県の田辺へ。
  田辺駅到着後はローカルバスに乗り換え栗栖川バス停へ。今回は舗装路や熊野古道特有の石畳の対策として運動靴も持参し、適宜履き替えて山行を行いました。
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熊野古道の石畳

 この日はここ最近の天候を反映したかのような気まぐれな天気で、晴れてたと思ったら小雨や風に見舞われるような天気でした。しかし熊野古道特有のスギやヒノキの濃い植生に助けられ、幸いにもこの日の山行への雨や風の影響は少なく済みました。
 しかし、少し遅れ気味だったためペースを上げ、大坂本王子を経て予定通りの時刻にこの日のキャンプ場がある中辺路町へ。
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 キャンプ場到着後はキャンプ場の調理場にて一日の疲れが吹き飛ぶような出来のご飯を食べて就寝。(夜中にテントの外で謎の動物が鳴きながら闊歩しており、個人的には少し怖かったです。)
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スパムカレー やはり大きめにカットした野菜のカレー美味しい!

【2日目】 
 この日は行程が長いため、まだ外が暗闇に包まれている中で熊野大社に向けて出発。そこまで標高が高くないといえど、この日の朝はしっかりと冷え込み、手袋をしないと手がかじかんでうまく動かないくらいでした。(テント撤収時にフライが朝露で凍ってました…)
 道中の各王子などのチェックポイントにはスタンプを押す場所が設けてあったのですが、前日の大坂本王子でスタンプを押したところ、何故かその後自分がスタンプ収集係に
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大坂本王子にて なぜだ・・・

道中の蛇形地蔵ではとても熊野古道感を味あわせてくれる木製ベンチが。
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蛇形地蔵にて 個人的に今回の山行のお気に入りのうちの1枚

 本宮町を抜け、この日の目的地である本宮到着。この日は想定していた到着時刻よりもかなり巻いたペースで歩くことができ、稼いだ時間の分しっかりとお参りをしてきました。
 その後、この日のテント場はここから更に歩いたところにあるキャンプ場だったため、熊野本宮に別れを告げテント場に向け移動。
 テント場に到着後は道中で買ったみかんを食べ翌朝に備えて早めに就寝。
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現地の無人販売所で売っていたみかん。今まで食べてきたみかんよりも甘みがとても強く、軽く驚かされました。
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CLとしての務めを果たす太田(天気図作成中)

【3日目】
 この日は前日に収集した情報をもとに早い時間帯から雨が降ると想定したため、CLの判断のもと起床時間と出発時刻を大幅に早めることに。(この判断が後に大きく山行の結果に影響を与えることに
 暗闇の中、キャンプ場をあとにして再び熊野古道に。松畑茶屋跡を過ぎたあたりからパラパラと雨が振り始めたものの、やはり濃い植生のおかげでそこまで雨そのものは気になりませんでした。しかし足元に関しては別で熊野古道特有の苔や石で構成された足元はちょっと濡れただけで滑りやすく、大幅にタイムを奪われることに。
 
 熊野古道を抜けた後は一路、志古バス停へ。バスの本数が少なく間隔が空いており1本乗り損ねただけで待ち時間が大変なことになるため、道路に出てからはひたすらバスの時刻に間に合うように歩き続けることに。そしてゴールである志古バス停にバスの出発時刻の20分前に到着。出発時間を早めていなければ雨の中待ちぼうけを食うことになっていました。
 志古から新宮経由で田辺へ。新宮駅から田辺行きの列車に乗ったあたりで盛大に空が泣き出しました。山行中に振られなくてよかったと一安心。
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志古バス停にて
 
 最後に、今回の山行は新入生を迎える前のトレーニング山行的な意味合いもありました。この1年間1回生を見てきた立場としては、体力やテント内生活などの面で大きく成長しており、19年度の先輩としての彼らが姿が楽しみです。

文責:寺部
写真:合宿参加メンバー一同