活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

山の楽しさ、すばらしさ、そして厳しさ

初めてブログを書かせていただく1回生の饗庭です。今回は白山の報告をしたいと思います!
 
 81014日に個人山行として白山に行ってきました。メンバーは3回生2人、1回生2人の計4人でした。
 
 10日の夜行バスに乗り、金沢駅に翌朝6時前に到着。そこから白山登山バスに乗り9時過ぎに登山口である別当出合に着き、9:45頃から登り始めました。なかなか険しい岩の道が続き、途中雨が降ってきたこともあり私としては結構しんどい登りでした。雨も次第に止み、1時半にはテント場である南竜ヶ馬場に到着しました。雨で体が濡れていたこともあり、この時はかなり寒かったです。
 
 12日は必要な物だけザックに入れ、白山の頂上へと向かいました。この日はとてもいい天気で、すばらしい景色を見ることが出来ました。やはり荷物が軽いと足への負担も軽く、登りも楽ですね(^^) 室堂ビジターセンターに7:15着、そこから目の前にそびえている最高峰の御前峰(2702m)に登りました。雲海もすばらしく、登り切れた達成感と共に感動でいっぱいになりました。お池巡りのコースで大汝峰へも登り、テント場へ戻りました。テント場では自然解説員さんによるお花の観察会もあり、白山特有の高山植物などの特徴や名前の由来などを聞けたので非常に勉強になりました。
 
 13日はテントをたたみ、別山、三ノ峰方向に下山しました。この日はいくつか山を越えていったので登ったり下ったりが続き、別山を過ぎた辺りからなだらかな尾根になり、下りが多くなってきました。笹の藪の中を通る道が多く、朝露でズボンが濡れたり足元が見えにくかったりして結構大変でした…。と、ここで大トラブルが発生したのです!!!三ノ峰の避難小屋を通過した辺りから1回生の北村君が動けなくなってしまいました。通りかかったご夫婦の方にヘリを呼ぶ方法もあると言われましたが、1時間ほどその場で横に寝かせ、うちわで扇いだり、濡れタオルを当てたりと出来るだけ体を冷やすようにして回復を待つことにしました。気温はそこまで上がっていなかったのですが、日が射してきたことや1日目からの疲れからか熱中症の症状だと思われます。しばらくするとなんとか立って歩くことが出来たのでザックの荷物は3人で分担し、北村君は空身で下山することになりました。北村君に水を分けてあげていたこともあり途中水も少なくなってきて、いつまで続くのかという急な下りも続き、他の3人もかなり疲れていました。誰かあと一人でも動けなくなっていたら大変なことになっていたと思いますが、なんとか小池公園まで下りてくることが出来ました。避難小屋へ登り返すという方法もありましたが、下山するのが一番いい判断だったのではないかと思います。
 
 そして翌日14日。北村君は少し回復しましたが食欲もあまりなくしんどいとのことだったので荒島岳へは行かず、このままタクシーを呼んで駅まで行き、本日中に京都に帰ることになりました。越前大野11:29発JRに乗り、4時京都着。新町のBOXで片付け後、解散しました。
 
 
 今回の合宿では、山の楽しさだけではなく厳しさも痛感しました。また、山ではお互い助け合って協力することが大切だということも分かりました。個人的にも夏合宿に向けての改善点がたくさん見つかったので参加して本当に良かったと思います。夏合宿では今回の経験を生かしてより楽しく、安全に行動できるよう頑張りたいと思います。                       
                                                        饗庭
 
 
 
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別当出合にて。これから出発します!
 
 
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南竜ヶ馬場野営場。水道もあり、とても快適でした!
 
 
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やったー!登頂成功☆
 
 
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別山にて
 
 
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ニッコウキスゲ。白山ではゼンテイカと言うそうです。