活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

日帰り山行 六甲山

 本日7月1日、日帰りで六甲山に行ってきました。参加メンバーは、西山、三宅、中井(初参加 法学部2回生)、松浦(初参加(山岳部から移籍) 理工学部2回生)、饗庭の5名でした。天気は雨で心配でしたが、降ったり止んだりで思っていたよりもひどくなりませんでした。コースタイムは、阪急芦屋川9:20 -ロックガーデン入口9:48 -風吹岩10:53 -一軒茶屋13:15 13:45発 -六甲最高峰13:58 -ロープウェイ六甲山頂駅15:20 -有馬駅15:48  -有馬温泉 金の湯16:15  でした。
 
 始め雨は止んでおり、湿気が多く暑く感じました。ロックガーデンでは足場に注意して行ったためいつものようにペースが上がらず何パーティーかに抜かされ、風吹岩到着は予定より遅くなってしまいました。遅れを取り戻そうと雨ヶ峠までの平坦な道は少しペースを上げ、体も慣れてきたため一軒茶屋までの登りは全体的にスムーズに行くことが出来ました。雨ヶ峠、一軒茶屋で雨が少し降りました。
 しかし、初参加で新しい靴を履いてきた中井君が登りがあと少しになった頃、足首の後ろ辺りが痛いと言いだし、靴擦れらしいと言うことでゆっくりと一軒茶屋まで登りました。そこで靴を脱いだのですが傷はなく、足が小刻みに震えており筋肉が痛んでいるようなので湿布とテーピングを施し、荷物を分担して最高峰を往復しアスファルト道を歩き出しました。しかし、地図を確認せず標識で進んでいってしまったため逆方向に歩き出してしまい、地図にないトンネルが来るまでしばらく歩いてしまったため、結果的に約30分のロスになってしまいました。
 また、中井君の足はくるぶしの筋肉からアキレス腱にかけて一周帯状に痛いらしく足の裏も痛くなってきたこと(おそらく初登山で普段使わない筋肉を急にロックガーデンで使ったことによる疲労)、またガスが出てきて20m先は見通しが悪くなり、山道を下山すると迷うおそれがあること、最高峰到着が14時と遅かった上に時間のロスもあったため、エスケープに設定していたロープウェイで有馬まで下りることにしました。
 
 ロープウェイは営業日であることを調べていましたが、少し風もあったため動いているのか心配でした。しかし、問い合わせようにも電波が誰も届かない(ドコモとソフトバンンク)…ということでおそるおそる山道への分岐から5分程度の乗り場に行ってみると無事営業しており、わずか12分で有馬まで下りることが出来ました…。下山後は有馬温泉の金の湯で疲れを取り反省会をして帰路につきました。
 
 反省会で挙がった意見としては、
・出発時点では雨は止んでいたが、一応ロープウェイに問い合わせておけば良かった
・道を間違えたことは精神的にも辛くなるので一番のミスであった
・雨でのカッパの脱ぎ着や止まりたいなど、メンバー同士が遠慮せずに言い合えたのは良かった
・先頭はペースを合わせるのが大変であると分かった
・雨で霧が出るとは想定していなかった
・地図を見る回数が少なく、道標を見て登りがちであったことも後で道を間違える原因となった
などでした。
 
 今回は、ロープウェイが動いていたから無事下山できたものの、もし停まっていていて山道を1時間半歩くことになっていたとすれば、メンバーの足の不調、視界が悪い→ペースが遅くなり暗くなって遭難してしまう、となったかも知れず、危険とも隣り合わせだったと思います。また、雨で精神的に疲れ、焦ってくると普段天気の良い日は何気ない道でさえ、合っているのか、もう着く頃なのではないかと不安になってくるという思いもしました。リーダーはそのような中で最適と思われる決断を下し、みんなを無事下山に導かないといけないので本当に大変だと改めて実感しました。前日は延期も考えていましたが、メンバーにとって勉強になった山行となり頑張って行って良かったと思います。
                                                           11年度 饗庭
 
 
 
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ロックガーデン入口すぐ 高座ノ滝にて
 
 
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六甲最高峰です!
 
 
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温泉後の様子