活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

個人山行(槍穂高縦走)

個人山行(槍穂高縦走)の報告をさせていただきます。
【日時】 9月23日(土)~27日(水) 4泊5日(うち、移動1日)
【メンバー】 CL 中野(16年度) SL 永井(15年度) 記録 早川(17年度)
【行程概要】 
0  京都駅=(高速バス)=高山(市内泊)
1 高山=上高地~槍沢C1
2 C1~槍ヶ岳~南岳小屋C2
3 C2~大キレット穂高岳山荘C3
4 C3~岳沢小屋~上高地=松本


【行動記録】
〈1日目〉
上高地9:00~9:57明神10:05~10:47徳沢10:56~11:48横尾12:25~13:15一ノ俣13:25~13:59槍沢ロッジ14:16~14:50槍沢C1

今回、現役3人で槍穂高縦走を行って参りました。正直、僕の中には不安しかありませんでした。「あの大キレットにいくのか、、、。」そんなことを考えながらの出発でした。
この日、天気は快晴。河童橋から見る梓川穂高連峰が大変きれいでした。
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                                                            河童橋にて
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横尾では山荘の食堂で昼食を食べました。こんなことができるのも個人山行ならではですね。
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                                                          横尾山荘にて
この日の夕食はアルファ米レトルトカレーでした。僕ははじめてアルファ米というものを食べました。さすが値段だけあっておいしかったです!
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                                                        初めてのアルファ米

〈2日目〉4:21C1~8:05槍ヶ岳山荘8:25~槍ヶ岳~9:25槍ヶ岳山荘9:35~12:36南岳小屋C2

この日は日本のマッターホルン槍ヶ岳に登りました。早朝、槍沢を出発したから歩くたびに大きくなる槍にワクワクしながら歩きました。そして、麓から見る槍ヶ岳は大迫力でした。まさに天を貫くような形をしており本当にカッコ良かったです。
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                                                         殺生ヒュッテ近くより
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                                                         槍ヶ岳山頂にて
シーズン終盤にもかかわらず槍ヶ岳の山頂は混んでいました。さすが槍ヶ岳。すごい人気です!
槍ヶ岳山荘でCCレモンを飲んでから南岳小屋に出発です。だんだんと小さくなっていく槍ヶ岳が少し寂しかったです。

〈3日目〉
5:42C2~大キレット~9:44北穂高岳山荘10:00~10:03北穂高岳山頂10:10~14:00穂高岳山荘

この日、ついに大キレットに行きました。予想通り怖かったです。。。長谷川ピークや飛騨泣きなど様々な難所がありました。しかし、雑誌でしか見たことのないようなところを通過した後はただただうれしかったです。やっとのことで穂高岳山荘についた時には、全身疲れ切っていました。また、それと同時にいままで感じたことのないような達成感もありました。僕はすぐさま家族に大キレットを通過したことを自慢してしまいました(笑)
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                                                        大キレット通過中
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                                                   北穂高岳山頂にて
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                                                        穂高岳山荘にて

                                                        
〈4日目〉
4:30C3~吊尾根~7:20紀美子平7:30~重太郎新道~10:18岳沢小屋10:35~12:26上高地

最終日は午前中は晴れですが午後から雨になるという予報がありました。そのため、紀美子平から前穂高岳に登るのをやめ、そのまま重太郎新道を経由して下山しました。この日も大キレットほどではないとはいえ、気の抜けない岩場が続きました。それでも昨日の経験が活きたのかそこまで苦戦することなく降りられました。下山後は「上高地アルペンホテル」の温泉で疲れを癒しました。
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                                                            紀美子平より
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〈まとめ〉
一歩間違えたら100mは滑落する稜線、常に落石の危険がある岩場。今回、痛いほど山の怖さを思い知らされました。3日目の晩にはある事件がおきました。奥穂高岳に登っていた男性がヘッドランプを忘れて降りられなくなってしまったのです。僕は小さなことで命に関わる事態に繋がることを痛感しました。今回の山行は僕の中で大変大きな経験になり、自信にもなりました。この経験をこれからの山行でも活かしていきたいと思います。

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                                                帰りのバスの中からの穂高連峰

(文責)早川
(写真)中野 永井 早川