活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

日帰り山行(六甲山)

更新が遅くなり、申し訳ありません。

19年度生の村田です。
6月9日に行った六甲山山行について、ご報告させていただきます。
 
[日時]6月9日
[メンバー]CL橋本(18年度)、SL門(18年度)、OS太田(17年度) 、上田(18年度)、村田(19年度)
[工程]芦屋川駅~高座の滝~風吹岩~東おたふく山~土樋口峠~六甲山~有馬温泉〔太閣橋〕バスターミナル(6.0p)
 
それは嵐のような幕開けだった。
と言っても、空はまばゆい青と白。
では、何が嵐であったか?
我らが門先輩が、参加できなくなってしまったのだ。門先輩は、全ての山行に参加する、マストメンバーのような方だ。参加できないとなると、自然心持ちも重くなる。
先輩の思いもリュックに詰めて、いざ、六甲山登頂に臨む。
 
 9:45  高座の滝
高級住宅街を抜けると、一気に森林の世界に様変わり。高座の滝がひっそりと迎えてくれた。
イメージ 1
10:45 風吹岩
猫たちと遭遇。気持ち良さそうに寝ていた。もしかしたら、風吹岩を守る神様なのかも。
 
11:25 休憩
出会いは、いつも突然である。ふとした瞬間にふっと現れ、綿雲みたいに消えていく。そんなものを、人は必死に追い求めるのだ。
奴との出会いも突然だった。
 
イノシシとの遭遇!
 
11:40 雨が峠
イメージ 2
 ↑草原らしい草原
 
12:05 東おたふく山頂
イメージ 3
 ↑バンダナファッションが斬新な上田先輩 
 
1:05 休憩 
太田先輩は、とても頼りになる方だ。そして、お笑いの権化である。小粋なジョークを交えながら繰り出される洗練された足さばきは、どんな悪路をもその登山靴の下にねじ伏せる。しかし、今日はどうにも調子が出ない。聞くところによると、某有名チョコレートの欠乏がその理由らしい。困ったなあ、袋の中をまさぐってみると、なんとまあ、あったことよ。それを一欠片、太田先輩に献上すれば、あーら不思議。たちまち山をも砕く怪しげな波動が六甲山上空を覆い、太田先輩の体が七色に輝き始めた!
イメージ 5
 
1:45 六甲山山頂
イメージ 4
 ↑今にも六甲山上空へ飛び立たんとする橋本先輩
 
 3:20 下山完了
 
〔山行を終えて〕
今回の山行で、自分が山岳同好会の一員になれたんだなあと実感することできました。心残りなのが門先輩。置いていってしまいすみません。
ここには上げませんが、せめてもの罪滅ぼしとして、僕たちが登っている間、門先輩が撮った写真になぞらえ、このブログを終わりたいと思います。
 
いつも心にアルプスを!!
 
 
文責:村田
写真:メンバー各位
 

歩荷(大文字)

こんにちは。
18年度の上田です。
今回は、6月1日に行った大文字での歩荷についての報告です。
[日時]2019年6月1日
[メンバー]CL西馬(18年度)SL橋本(18年度) 17年度 寺部
18年度 上田
19年度 村田 、矢田
[行程]
新町BOX=銀閣寺~大文字火床~大文字山頂~四ツ辻~南禅寺~地下鉄蹴上駅(3.0P)

イメージ 1

久々の歩荷です!
重い荷物を背負って階段を登ります。

9:45登山口出発

イメージ 2

みんな下を向きがち。
10:15休憩
11:00山頂

イメージ 3


頂上では、他の登山客の方々が私たちの荷物であるペットボトルに注目していました。
不思議そうな目で「そんなたくさんのペットボトルどうしたん?」と。


これは、重荷がわりに入れているのです!
たしかに、これだけ一箇所に集めて置いていたら異様ですよね(笑)

12:05 休憩
12:18下山完了

[まとめ]
今回の山行は、「そんなにしんどくなかった。」、「今までの山行で一番楽だった。」という意見がありました。

あくまでこれらは2回生の意見ですが。

初めての歩荷である1回生もしっかりやり遂げていて、頑張っているなー、文句も言わず偉いなーと思います。

次は違う山で歩荷してみたいです^_^

文責:上田
写真:上田

五月 比良山テント泊

比良記録
御機嫌よう18年度生の北村です。
更新遅くなりましたが5月26日に行いました比良山テント泊の報告を致します。

【參加者(敬稱略)】
三回生(17年度)太田 早川
二回生(18年度)北村 西馬 門 橋本
OB 小川
【行路】
一日目:京都驛=比良驛~イン谷口~大山口~靑ガレ~金糞峠~北比良峠:幕營
二日目:北比良峠~八雲ケ原~スキー場跡~(スキー場跡斜面を経て)コヤマノ分岐~武奈ヶ岳~コヤマノ分岐~コヤマノ岳~金糞峠~堂満岳~ヒラトピア~比良驛=京都驛


この度の練習、本來進入會員にテント泊及び山行の一連の流れを掴んで貰おふと思つて計畫されし物也。然し乍ら新入生來る事能わず。是即ち此の計畫目的を喪失せり事を表し候。然れど各々集合場所に集合し候。
故に本山行、若干の計畫變更を行ひ候て比良山系を樂しむ事を趣旨とし候。

14:07 比良驛發
甚だ暑き日なり…
14:50 イン谷口 體操せり 15:01 發
暑き故水二合をばはや飲み果てつ
15:16 大山口 15:20發
高校生と思しき集團とすれ違へり
靑ガレ方面へ向かふ
16:43 金糞峠 17:00 發

イメージ 1

(金糞岳にて休憩しつる我々)

17:28 北比良峠に着きにけり
夕刻の琵琶夕波眺め行けばに志賀の都の事を思へり。

イメージ 2

(北比良峠の芝思い掛けずも柔らかに候て、一同歡喜せり。喜びふかふかを感じゐし太田さんの圖)

イメージ 3

(テントと宵と)


3:00 起く
3:50 體操
3:55 發 (スキー場を經てブナまで直登)
4:22 スキー場上斜面を登り候て小休止し候。日登りて山並み赤く輝き、雲白白と天空を翔けゆく。見事な物と思い候て唐土の神仙本朝の蓬莱の事を思へり。是登山の醍醐味なり。 4:30 發

イメージ 4

(朝の山と太田さんの喜びと)

4:52 コヤマノ岳・コヤマノ分岐・八雲が原三叉路 を通過せり
5:07 武奈ヶ岳 竟に朝の武奈ヶ岳に至れり

イメージ 5

イメージ 6


5:30 發コヤマノ分岐・コヤマノ岳を通りて下山を目指す
6:28 金糞峠6:38發
7:14 堂満岳7:26 發
8:30 休憩
9:13 舗装路に至れり
西馬次の用有りと申す故、彼人とは此処にて別れ候。
10:01 ヒラトピア
温泉に浸かりて帰宅せり。

【まとめ】
扨、此の山行当初の目的を果たせず故比良を愉しみ且つ又二回生の親睦を畫る事を目的とせり。目出度くも双方の目的達し候。
一日目の宵、二回生のテントにてちょこふぉんでゅ作り候。是、殊の外美味に候。又、星空・湖・諸々綺麗なり。是將に登山の醍醐味と云へ候。

イメージ 7

(二回生テントに於いて作りしちょこふぉんでゅ。美味なり)



此の文章北村書きにけり
恐恐謹言 令和元己亥年七月吉日


追記 朝の比良と琵琶湖の夜景のあまりの美しさに昂ぶってしまい松尾芭蕉の時代の日本語で書いてしまいました。悪しからず

岩トレ(5/19)

17年度の早川です。
更新遅くなりましたが、5/19に行った岩トレの報告をさせて頂きます。

【メンバー】 <午前>早川(17年度)、太田(17年度)、北村(18年度)、西馬(18年度)、矢田(19年度)
        <午後>早川、太田、門(18年度)、橋本(18年度)、山口(18年度)、村田(19年度)

【練習内容】 Y懸尾根×1、Y懸頭アップダウン×3

今回は新入生が岩トレ初参加でした。Y懸尾根の取り付きでは、予想外だったのか、岩の大きさに少し圧倒される様子も見られました。しかし、実際に登ってみると、スムーズに登ることが出来、安心しました。また、ザイルワークの面でも平日トレーニング時に覚えたことがしっかりできていて頼もしかったです。

新入生はこれから何度も通うことになる金毘羅山。僕たちにとって金毘羅山は近場でロックトレーニングが出来る貴重な場所です。
みんな金毘羅を好きになり、岩トレを好きになってくれることを願います。


イメージ 2
「なにかを見つけた北村君(18年度)」
イメージ 1
Y懸沢下山の様子

文責 早川
写真 早川

日帰り山行【比良山 南部】

お久しぶりです。更新が遅くなりすみませんでした。2回生の橋本です。
日帰りで比良山南部に行ってきました。
1ヶ月ほど前の山行なので私も断片的にしか覚えていません...

【日時】5月11日
【メンバー】CL 門 、SL 西馬 、記録 橋本、上田、村田、OS 寺部
【行程】
出町柳駅=下坂下~坂下~小女郎ヶ池~小女郎峠~権現山~霊仙山~栗原~和邇駅=京都駅(6.8P)

9:10 出発

イメージ 1


自分でもこの写真を載せようかどうか迷ったのですが、新しいザックと新しい登山靴でいつになくテンションが上がっていた場面なので記録として残させていただきます。

怪我から復帰した上田さんと久しぶりに登山できてよかったです。
左鎖骨を骨折し若干治りかけていた彼女が、途中に足を滑らせ、左手を地面についた時は見ていて冷や汗が出てきました。
でも本人は笑っていたので多分大丈夫。

イメージ 2

イメージ 3


11:30 小女郎ヶ池
小女郎ヶ池の伝説が怖すぎた。
夜になると心霊スポットになりそうですね...

11:35 小女郎峠

イメージ 4

イメージ 5


天気が良く、頂上からは綺麗な琵琶湖が一望できました。琵琶湖が海のように見えて、地元の山を思い出すので個人的に比良山は好きです。

12:40 権現山
14:10 霊仙山

イメージ 6

下山後上田さんが全員分のアイスを買ってくれました!や、優しすぎる...!

【まとめ】
今までは上回生についていくだけの山行が多かったのですが、2回生になり自分たち主体で活動することが増えて以前よりも山行が楽しいと感じることが多くなりました。しかしながら今回の山行では頻繁に道に迷ったり読図ができていなかったりと経験不足を感じることが多々ありました。また、1回生に自信を持って説明できることがまだ少ないため、山行経験のみならず山に関する知識も十分身につけていこうと思います。

【文責】橋本
【写真】参加者全員

DCAC山行(涸沢&#8226;北穂高岳)

お久しぶりです山岳同好会17年度の太田です。
ブログを書きたくない一心で記録係を遠ざけていたのですが、遂に書かざるを得なくなりました。
今回はGWに行ったDCAC山行(涸沢•北穂高岳)について書かせていただきます。

【日時】
5/1(水)-5/4(土)

【メンバー】
CL:小川(OB)、SL:海老名(14年度)、記録:太田(17年度)、早川(17年度)、門(18年度)

【行程概要】
《1日目》
京都駅=上高地バスターミナル
《2日目》
上高地バスターミナル~横尾~涸沢ヒュッテBC (6.0P)
《3日目》
BC~北穂高岳~BC (5.0P)
《4日目》
BC~上高地バスターミナル=京都駅 (5.0P)

【概要】
ここまで読んだところで、賢明な皆様方はお察しいただけたでしょう。
そう、10連休だなんだと浮かれている世間を尻目に、我が山岳同好会は全休が5/5の1日だけしかないという憂き世を過ごしていたのです。

《1日目》
22:52 京都駅からのバスに乗って上高地バスターミナルへ向かう。

僕は初めて残雪期のアルプスに挑戦するので、ほんのわずかばかりの期待と不安と恐れと怖れで胸を高鳴らせ、5時間程しか夜行バスで寝ることができませんでした。

《2日目》(6.0P)
05:20-05:50上高地バスターミナル到着

06:32-06:40 明神

07:24-07:35 徳沢

08:26-08:48 横尾
横尾の大きい橋を抜けると雪国であった。

09:45-10:07 本谷橋
ここら辺であまり寒くないどころか、むしろ暑いと気づき始める。雪の中を半袖で歩いてるおじさんがいたのは中々の光景でした。

イメージ 3

練乳を貪る早川君。2年間の集大成がレーションに表れたらしい。クライマーとしては進化しているのかも知れないですが、人としてなにか大事なものを失ったのではないかと心配になりました。

10:54-11:07 休憩

イメージ 1

あたり一面の雪景色。
11:40 涸沢BC

イメージ 2

雪上でテントを張る時に防風壁を作る必要があるのですが、向かいのテントのおじさん達は何かに取り憑かれたかのようにひたすら壁を作っていました。最初はすごいなぁと感心していましたが、途中から刑務所の壁を延々と作り続ける囚人に思えてきて、少し不気味に感じました。

沢筋を詰めて行くルートであったため、結構急な登りを慣れないアイゼンで登って行くのは疲れたが、それでも周囲の夏とは全く違った風景が目を楽しませ、無事に涸沢まで着くことが出来、よかったです。

イメージ 7

明日に挑む北穂高岳
なぜ人はこんなにも急な山を登ろうと思ったのか、そう考えさせられる1枚です。

この後、衆人環視の下で涸沢小屋の下の斜面でストップ訓練をしたのはいい思い出です。上手く止めることが出来ず、ズルズル滑っていく僕たちを見ていた彼らは一体どんな思いだったのでしょうか。
滑っていく海老名さんを見て笑っていた子供には冷や汗が止まりませんでした。彼女は将来きっと大した人物になるでしょう。

《3日目》(5.0P)
04:49 BC出発 (門は涸沢で待機)

05:47-06:00 テラス

イメージ 4

テラス、これは誰がなんと言おうと小川さんと海老名さんがそう呼ぶのだから、テラスなのである。

07:13 北穂高岳

イメージ 6

くそ寒かったです。
初めにこう書くのはどうかと思ったが、1番強烈に覚えているのがこれなのでせんなき事なのです。持って行った温かい紅茶が美味しかったです。
山頂に着いて1番嬉しかったのはこの山です。

08:49-09:00 テラス
行きではあんなにしっかりと足場を作ってくれていた雪が、帰りには日光で溶けはじめ、ぐずぐずの状態でした。

09:40 涸沢
無事に生きて帰ってくることの出来た喜びに震えたこの時。21年間の人生で初めての経験でした。山を下りることが出来て1番嬉しかったのもこの山です。

涸沢で待機していた門君が作ってくれていたゼリーが美味しかったです。

イメージ 9


ここから晩御飯を作るまでなにもすることが無かったので、トランプしたり、かき氷を作ったり、ただひたすらに穴を掘ったりしていたのですが、暇でした。圧倒的に暇。一度は沈殿をし、一日中テントでゴロゴロしていたいと常々思っていたのですが、絶対にやらないようにしようと心に固く誓いました。


暇さのあまり、昨日に続き衆人環視の下、2度目のストップ訓練に出かけました。この日、薄々は感じていましたが、この人たちはマゾヒスティックに違いないという確信を持つまでに至りました。


《4日目》
05:00 BC出発

イメージ 5

朝日の赤色が雪の白色に映えた綺麗なモルゲンロートを見ることが出来てよかったです。

05:54-06:00 本谷橋

07:22-08:00 横尾

08:53-11:00 徳沢
書き間違いではなく、本当に2時間以上休憩しました。初めて入った徳沢ロッヂがおしゃれすぎて、登山服で入るのを躊躇うほどでした。カレーが美味しかった。昨日の晩も食べたけど。

11:49-12:30 明神
明神池の方に行きました。

イメージ 8

魚がすごく美味しそうでした。

13:10 小梨平

14:10-15:40 上高地

【感想】
同好会にとっては久しぶりの、残雪期のアルプスでの山行を無事に完遂出来て良かったです。
同好会の山行の発展に、この経験を少しでも活かせることができるようにしようと思いました。


文責:太田
写真:メンバー各位