活動報告@同志社山岳同好会

同志社大学の公認団体【同志社山岳同好会】の活動などを報告しています!

岩トレ(3/9、3/12)

こんにちは。18年度の橋本です

3/9と3/12に行った岩トレについて活動報告いたします。

【日程】

3月9日(月)

3月12日(木)

【メンバー】

海老名(14年度)

寺部(17年度)

橋本(18年度)

村田(19年度)

藤岡さん(OB)

【練習内容】

3月9日

Y懸尾根 1本(寺部ー橋本、海老名ー村田)

Y懸頭アップダウン

アイゼントレーニング(海老名、村田)

3月12日

Y懸尾根 1本 (寺部ー橋本、海老名ー村田)

Y懸頭アップダウン

今回は、1.2回生(橋本、村田)がY懸頭アップダウンでトップが取れるようになるための岩トレでした。

主に支点の構築のやり方、エイト環を使ったザイルワークを中心に教えていただきました。

2日間にわたって目一杯教わったため、知識や技術を定着させることができました。先輩方、藤岡さんありがとうございました!

どちらの日も晴天でとても気持ちが良かったです。

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ザイルワークは結構しんどかったです。普段動かしていない肩甲骨の筋肉がビリビリと刺激され、今にも翼が生えてきそうでした。

晴天なのに自分だけ雷龍になりそうでした🐉

村田くんは、初めてのアイゼントレーニングにも関わらずスムーズにアップダウンできていました。有望な後輩くんです。

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2日目は前日の昼に降った雨の影響か、1ピッチ目の岩場が濡れて登りづらかったです。私は両足を岩場に勢いよくぶつけてしまい、出鼻をくじかれてしまいました。

そのせいか、Y懸頭のアップダウンでは生まれたての小鹿のようにプルプルと足が小刻みに震え、自分でも面白かったです。次は親鹿のようにたくましくなるぞ!

文責、写真

橋本

比良山系

19年度生の村田です。更新が遅くなってしまい、申し訳ありません。

11/2~11/3に実施した比良山行についてご報告致します。

 

【日時】

2019年11月2日〜11月3日

【メンバー】

CL     橋本(18年度生)

SL     上田(18年度生)

記録  村田(19年度生)

OS    小川さん

【行程】

1日目

京都駅=比良駅~イン谷口~神璽ノ滝前分岐~釈迦岳~カラ岳~北比良峠(C1)

2日目

C1~八雲ヶ原~武奈ヶ岳~コヤマノ岳~金糞峠~堂満岳~イン谷口~比良駅=京都駅

 

[1日目]

11:01  比良駅

11:40  インタニ口

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澄み渡るような青空。

14:22  釈迦岳

すっかり葉が落ち、わずかな紅葉を残すばかりとなった木々。しかし、その間隙を縫うように、サファイヤの空が顔を覗かせていた。

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15:30  北比良峠

北比良峠には、思いっきり走りまわりたくなるような野原がある。その先には、とても両腕では抱えきれないほどの琵琶湖が、地平の彼方まで続いている。こんな所で、生涯を終えたいと切に思う。

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19:00  就寝

 

[2日目]

06:15  出発

07:35  武奈ヶ岳山頂

比良山系の中で、ひたすら身長の暴力を犯す武奈ヶ岳。標高1214mはダテじゃなく、周囲を一望できた。

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08:15  コヤマノダケ

09:25  金糞峠

10:00  堂満岳

12:15  下山

 

山行を終えて

比良を一言で例えると、大和撫子、これに尽きると思います。柔和で、それでいてちょっと厳しく、爛漫な光で木々を照らしながら、時折曇って拗ねたりする。その様、まさに七変化!!

とても大好きな山になりました。今年もまた、絶対に行こうと思います。

 

[文責]村田

[写真]メンバー各位

石鎚山山行

19年度生の矢田です。今回が初めてのブログとなります。よろしくお願いします。

今回は10月25日から27日に行った石鎚山への山行について報告させていただきます。

[日時]

 2019年10月25日~10月27日

[メンバー]

CL  上田(18年度) SL 村田(19年度)

17年度 太田 19年度 矢田

[行程]

10月25日 大阪南港~東予港(オレンジフェリー)

10月26日 1日目 東予港=西条駅=ロープウェイ前=山頂成就~成就~前社森~夜明峠~二ノ鎖元
小屋~弥山~二ノ鎖元小屋~土小屋~よさこい

10月27日 よさこい峠~シラサ峠~瓶ケ森~台ケ森~ロープウェイ前~伊予西条駅~

東予

10月28日 大阪南港

[10月25日]

夜8時50分、自宅近くのバス停から市バス、JR線、地下鉄、ニュートラムを乗り継ぎフェリーターミナルに到着。乗船手続きを済ませ乗船の時間を待ちます。夜9時、乗船。

船内には長い廊下が続き、両方に個室が並んでいました。どうやら新造船だったらしく船内はきれいで快適な船旅を楽しみことができました。ただ、Wi-Fiが…あれでした。はい。

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[10月26日]

朝6時、定刻通りに東予港到着。

そこからバスに乗り継ぎロープウェイ乗り場近くのバス停に到着。

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バス停からロープウェイ乗り場に移動するときに突如として現れた謎の像たち…怖いな~怖いな~…なんか嫌だなあ~(稲川淳二さんを意識したことは言うまでもない)

ロープウェイに乗り登山口到着。9時20分、登山開始。

途中何度か休憩をはさみながら登山すること約3時間、ついに西日本最高峰の石鎚山山頂に到着!

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紅葉シーズンだったためか山頂には多くの登山客で賑わっていました。多くの登山客のかたがカップ麺をおいしそうにすすっている光景をわたくしは指をくわえてみておりました…ああいいなぁと。

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途中の階段での一コマ。ちなみにこんな挨拶をしてくる登山客はいませんでした。

そして本日のテント場であるよさこい峠に向かって出発。

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               ↑途中の土小屋

16時15分、ようやくよさこい峠に到着。シラサ峠まで行くかどうか検討しましたが日の入りも近かったため無理に移動することはせずよさこい峠にテントを張ることとしました。

[10月27日]

この日はシラサ峠から瓶ケ森、大ケ森を通りゴールを目指す行程。

朝暗いうちに出発し、途中数多の笹による執拗な朝露の攻撃を全身に受けながらも登山を続けます。

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途中、神秘的な光景に遭遇。息を吞む美しさでした。

そしてついに瓶ケ森に到着。

f:id:doshisha-sangaku:20191218134508j:plainみんな達成感に満ちあふれている。

ここからは下りに入る。途中、村田君によるお姉ちゃんにしたいランキングなるものが発表され、それによると一位は最近、何かと話題な川口春奈、二位には深田恭子がランクイン。なんとなくわかる…気がする。ちなみに僕はガッキーかな、村田君。

急な下りでずっこけ、途中、道を間違えるというアクシデントがありながらも下山!

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戻ってきたあああああああああああああ!

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彼は何を見つめているのだろうか…

下山後はお風呂に入りさっぱりしたあとは再びバスに乗り伊予西条駅へ。

ここで僕は翌日に用事があったため鉄道で帰りましたが他の三人は再びフェリーに乗り帰ったそうです。

[山行を終えて]

西日本最高峰である石鎚山を無事に登ることができとてもよかったです。

途中、地面が濡れていたために登山道から滑りかける(まあ僕なんですけど)など様々なアクシデントがありましたが無事に帰ってくることができました。とにかく楽しく山行を終えることができてよかったです。太田先輩にとっては最後の泊りの山行だったそうです。お疲れ様でした。

 

どうもありがとうございました。食いしん坊万歳!

[文責]矢田

[写真]山岳同好会一同

 

個人山行(剱岳・奥大日)

更新が遅くなり、申し訳ありません。19年度生の村田です。

9月の初めに行った個人山行(剱岳)についてご報告させて頂きます。

(以下、太字は18年度の門が加筆)

【日程】9/6~9/11(2泊3日)

【メンバー】3回生:早川(CL)、太田(SL)

                     2回生:門

                     1回生:村田

【行程】1日目:富山=室堂〜劔沢キャンプ場(BC1)

    2日目:BC1〜剱岳〜前劔〜BC1〜雷鳥沢キャンプ場(BC2)

    3日目:BC2〜奥大日山〜BC2〜室堂=富山=京都

 

 

【1日目】

  9:51 室堂 発

10:23 雷鳥沢キャンプ場

11:50 劔御前小屋

13:00 劔沢キャンプ場

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劔沢キャンプ場

   澄みわたる大空の向こうに、剱岳がそびえていた。他のどんな山よりも猛々し

く、荘厳たる様であった。

  

これを今から登るの!!?

 

連なる劔のような尾根を見て、にわかにもこれから登るんだという実感が湧かなかった。

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考える太田先輩

  太田理哉は考えた。ひねもす考えた。果たしてこんな山に登っても良いのであろうか、と。上の画像はその時の様子である。見よ!この知性に従属させられている四肢、理知に光る額、それはまさしく、かのアテーナイの哲人、ソクラテスではないか!?

 

  しかし、おぉ、太田理哉よ、汝自身を知れ!今は考える時ではない!理性をもってその可否を極めんとする時ではない!肉体の時である!肉体の讃歌、肉体の祝祭!三年間鍛え上げたその肉体を以てして、剱岳の頂を超えていけ!筋肉の申し子、腹筋の挑戦者、太田理哉よ!!!!!!!!

 

余談だが、トイレにて私物の落し物が多いそうだ。山では、トイレに持ち込まない!これを徹底しなければならない。

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私物滑落注意の触書

 

【2日目】

 4:01 劔沢キャンプ場 発

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前劔

朝起きてからずっと心臓の音が鳴り響いていた。

辺りは真っ暗。ふと上を見ると、そこには連なる登山者の光。まだ3:30なのに!!

 

ここで私たち一行は不思議な男性とすれ違った。以下ではその一部始終を書く。

 

私たち          「おはようございます」

 

不思議な男性(以下、男性)「おはよう、今から登るの?」

 

私たち          「はい、そうですけど」

 

男性           「そうかい。ところで、実は今ね、ワァー!!!っていう

              叫び声を聞いたんだよね。何なんだろうね。ま、僕は

              急用ができたので今から帰るところサ。」

 

私たち          「ははぁ、そうですか...」

 

男性、そそくさと去る。彼が残したのはまだ夜を湛えた剱岳と大きな不安だった・・・。

 

のしかかる不安を背負い投げ、劔への一歩を踏み出した。ここで私は思わず詩を読んだ。

 

剱岳の朝に寄せる歌

 

バラ色の雲沸き起こる

山巓の朝は、

天使たちの食堂。

 

そのけわしい山際に腰をかけ

夢を食み、

 

暁の酒杯を傾け

酔いしれる。

 

バラ色の雲沸き起こる

山巓の朝は、

天使たちの食堂。

 

 

 4:55 武蔵のコル

 

  ここ武蔵のコル~前剱間で何度「落!落!」という声を聴いたであろうか。慄きながら一歩一歩進む。これから剱岳を登る者は、ここのガレ場に注意!!気を抜くな!!

 

 5:42前劔

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御光を浴び、神々しい門先輩

  門蓮太朗は神学部神学科に籍を置く。そんな彼が「ツルギ」ときいて想起するのは「剱岳」ではなく、マタイ福音書26:52「剣を取るものは皆、剣で滅びる。」というあった。「この地に平和あれ・・・!」そんな祈りを唇にのせながら、彼は岳を登る。タラコ唇である。

 

6:40 平蔵のコル

 

分かってはいたが、ここを越えなければいけない。平蔵のコル……

星野秀樹さんの本を見て、強烈な印象があった。

 

(ちなみに付す。門は星野さんの本でこの個所を読んだとき、「平蔵」を「友蔵」とだと思ってしまっていた。某漫画『ちび〇〇〇ちゃん』に登場するおじいちゃんの名前と一緒であると勘違いしていたのだ。実際この平蔵のコル前では大渋滞であった。並ぶ列を抜かすインチキおじさんが何人かいた。言いたいことはそれだけである。後半へく。)

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平蔵のコル

実際の高度感は、写真ほどではなかった。三点を意識し、足場を確保しながら進んでいったら、いつの間にか終わっていた。

しかし、何にせよ金比羅でのトレーニングがなければ、ここを通過することはできなかった。

 

待ち受けるタテバイ、ヨコバイに向けて、心を新たにする。

 7:30 劔山頂

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山頂

剱岳、標高二九九九メートルの頂に立った時の感動は、並々ならぬものがあった。今までの努力が全て報われた気がした。

 

 

 (とくに見てほしい。右下の会長・早川成のこの何とも言えない表情を。去年剱岳行の計画をいくつか立てたが、それらをことごとく台風という悪魔に消し飛ばされながらも、それでもめげずにまた岩トレを繰り返し、新たに山行計画もつくり、ついに、年やっのことで、剱岳登山計画実施ならびに剱岳登頂という悲願を果たした者の表情である!!!

 

彼のまぶたを見てごらん・・・。

あまりにも疲れているであろう・・・?

パンッパンだろう・・・!?

 

「おろしなさい、その重たいまぶたを」、という声が快晴の富山湾から聞こえた気がする。

 

本当にありがとうございます、会長。)

 

 

 

それには、これよりちょっと前の出来事が関係している。カニのタテバイ!!

細長い鉄棒が打ちつけてあって、そこを足場にして登っていく。登るたび、遠くなる地面。足場は細い鉄の棒。怖くて足がすくみそうになったが、そこは我慢。精神集中。

どうにかこうにか登りきれた。

 

さて、こうして、劔登頂の喜びも一入であったことがご理解いただけたと思うが、これで終わりではなかった。喜びもつかの間、山頂を後にした我々に奴が忍び寄る。カニのよこばい!!

 

カニのよこばいは、最初の一歩が一番怖かった。なぜなら、それが見えないから。

カニのよこばいは、下山時に使用するルートだ。下る際は、登る時みたいに斜面全体を見渡せるわけではない。斜面の凹凸により、視界が一部に限定される。

カニのよこばいの場合、最初の足場が、膨らんだ岩の真下にある。そのせいで一歩目の足場が見えなくなっている。

 

おそるおそる一歩目を踏み出す。門先輩の指示に従い、おそるおそる体を下ろす。

 

もういいだろう。と思っても、まだ地面はない。えっ!?まだ!

 

勇気を出し、斜面に沿ってえいと振り出す。足先にしっかりした感触が伝う。意外と足場は広い。

体を斜面に密着させ、足場を頼りに左下方へと伝っていく。

途中、足場が切れ切れになっており、足を伸ばさなければならなかった。

 

怖かった……

 

9:45 武蔵のコル

  上記のとおり、この武蔵のコル~前剱間のガレ場は本当に注意です。登頂して、更にはタテバイ・ヨコバイという難所をくぐり抜け、気が抜けているときにここを通ります。危ないです。落石や滑落をして、被害者並びに加害者にならないよう細心の注意を払いここを通りましょう。

  私たちは実際、ここを通っている際、他の登山客が落石をしてしまっているのを何度も見ました。命の危機が目の前にありました。再三申しますが、注意しましょう。

10:30 剣山荘

 

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剣山荘で飲んだコカコーラ、うまかった〜!

13:30 雷鳥沢キャンプ場

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名古屋名物、味噌煮込みうどん!めっちゃうまい!!

【3日目】

4:00 起床

5:00 雷鳥沢発

奥大日山を登頂する予定でしたが、途中霧が濃くなってきたため、安全を考慮し、断念致しました。

テントを撤収後、一路、みくりが池温泉へ!

8:30 室堂バスターミナル

9:00 みくりが池温泉

とにかく熱い!浴室が二つあって、高温、低温とに分かれているのですが、低温のお風呂が熱い!笑

 いや、本当に熱かった。というか、痛かった。浴槽につかる前体を洗っている際、他の利用客の口から洩れる「アツィ...アツィ...アツイなあ...。」という小声に、さらにはあまりにも早すぎる浴室からの退室に、(そんなわけないやろ・・・)と、内心ツッコミをかましていました。

 しかし、いざ自分の番になり、浴槽にいざ足をいれると、もうね、ほんとに死ぬかと思ったよ。皮膚がね、ことごとく蕩けてしまうかと思ったほどでした。(ここは地獄の窯か!)と、また内心ツッコミをかましつつ、肩までザブンとつかり、100まで指折り数えてやろうかと思いましたが、そんなことをしては本当に生き地獄だと思ったので、やめました。むしろ浴槽にさえつかれないと知り、僕のプライドが折られました。

 けど、とっても気持ちよかったです。

熱いけれど、とても気持ちのいいお湯でした。

 

【山行を終えて】

剣山に登れたことがいまだに信じられません。遠くから見る剱岳の切り立った姿。本当に登れるのかな?笑

しかし、事実僕は登頂しているみたいです。登っている間の美しい景色は、しっかりと僕の頭の中に残っています。

登りきれたことは、ひとえに自分の力ではなく、岩トレの際、何度も間違う自分を丁寧に指導してくださった先輩方のおかげです。本当にありがとうございました。

いつかは槍・穂高連峰にも挑戦してみたいな!??

 

 

  剱岳という難しい山を踏破した者は、欣喜雀躍、心地、まさに天にのぼるばかりである(下の写真を見よ)。しかし何もこれは、自力を以てして達成できたことではない。多くの人々、殊に先輩である、早川成、太田理哉、そして後輩にしてはあまりにも頼りになる、村田正宗という人物によるところが大きい。ここにおいてであるが、その謝意を表したい。本当にありがとうございます。

 

 

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いつも心にアルプスを!!!

 

文責:門、村田

写真:メンバー各位

沢登り(比良)

更新遅くなり、申し訳ありません。19年度生の村田です。

9月末に行われた比良山沢登りについてご報告させていただきます。

【日程】9/21~9/22(1泊2日)

【メンバー】OB:藤岡(CL)、海老名(SL)

      3回生:太田 2回生:門 1回生:村田

【行程】1日目(白滝谷):坊村〜牛コバ(BC)〜夫婦滝〜牛コバ(BC)  (4.5p)

              2日目(口ノ深谷):牛コバ(BC)〜12m直瀑高巻き〜6m飛爆越〜御殿山〜牛コバ (BC)  (10.5p)

 

1日目

 

10:00 白滝谷入渓

 

沢登りってどんな感じなんだろう??

不安と期待が入り混じる中、入渓した。

恐る恐る足をつける。すると冷たい感触が足を伝い、身体中を縮み上がらせた!

ということにはならず、

えっ、気持ちいい!??

ちょうどいい温度感だった。

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11:41~11:51  休憩

 

13:30            BC到着

 

藤岡さんが、この日のためにご馳走を用意してくださっていた。どれも素晴らしく美味しく、一瞬ここが高級レストランであるように錯覚した。

特に、骨つきチキン!ふわっとした身を口の中でほぐすごとに、甘辛い汁が口中に伝わり、一口噛むごとによだれが止まらない。

藤岡さん、本当にありがとうございます!!🙇‍♂️

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2日目

 

6:50  口ノ深谷入渓

沢登りには、わらじと地下足袋が付きもの!

まだ慣れない感覚に、少し戸惑いながらも、口ノ深谷に入渓。

 

岩には、ところどころ苔が 張り付いていた。

それがあたかもバナナの皮のように行く手を阻む!!?

ところがどっこい、これが不思議なほどに滑らない。

 

沢登りで検索すると、必ずと言っていいほど、わらじと地下足袋最強説なるものが出てくる。

こういう場くらいしか彼らは報われないのであろうから、とりあえず褒めておく。

やっぱわらじと足袋すげえ!

 

9:30~9:40      休憩

11:40~11:50  休憩

 

前日の白滝谷と異なり、口の深谷は荘厳な面持ちを見せていた。

白滝谷が整った美しさを持っているのに対し、口ノ深谷は、荒削りな、何か力がみなぎってくるような美しさがあると思った。

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14:10~14:20  休憩

17:30  BC到着

 

【山行を終えて】

初めての経験だったということもあり、戸惑うこともありましたが、全体を通じて有意義な山行でした。わらじとか地下足袋って、民芸品店とかお土産処でひっそり売られてるイメージだったので、まさか自分が履くことになろうとは夢にも思いませんでした。履けて良かったです。

今回培った経験を次に繋げていきたいと思います!

 

 

文責:村田

写真:メンバー各位

夏合宿 (槍ヶ岳・笠ヶ岳縦走)@寺部班 後編

こんにちは。

2回生の上田です。

日程:8月22~26日(4泊5日)

メンバー: 3回生  寺部(CL)

    2回生 西馬(SL)、橋本、上田 

 1回生  片岡

私がこれから記述するのは8/24、25、26の夏合宿後半3日間の記録です。

ちなみに雨のため、1日山にいる期間がのびて、4泊5日の山行になっています。


行程

3日目:槍ヶ岳キャンプ場〜千丈乗越〜双六小屋〜双六岳〜三俣蓮華岳〜BC双六小屋 c3(9.6p)

4日目:c3〜弓折乗越〜抜戸岳〜笠ヶ岳小屋〜笠ヶ岳〜BC笠ヶ岳小屋c4(7.4p)

5日目 c4〜笠新道分岐〜新穂高ロープウェイ(6.2p)


以下の「」の中はそのときに書いていた感想です。


8/24(3日目)

5:07槍ヶ岳キャンプ場出発


6:00 千丈分岐にて休憩



7:45 左俣乗越


8:32 硫黄乗越


9:48 双六小屋到着


10:35双六小屋出発

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この景色綺麗!

11:23  双六岳到着

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「片岡、決めポーズお願い!」と頼むといつでもちゃんと無茶振りに応えてくれる。


12:40  三俣蓮華岳到着

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間近で雷鳥が見れた。こうやってまじまじ見てみると綺麗な柄もしていないし地味な色である。


14:45  双六小屋到着



8/25(4日目)


4:52双六小屋出発


6:05 弓折乗越


7:23 どこかの頂上



どこかの頂上らしきところにたどり着いたのだが、なんという山か標識も何もなく、ただ石が積まれているだけであった。

このため達成感も抱きづらく、なんともいえぬ複雑な気持ちでこの謎の頂上を後にした。


9:29 抜戸岳



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笠ヶ岳のてっぺんを指差す寺部先輩。



11:00 笠ヶ岳小屋着


11:24 笠ヶ岳

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笠ヶ岳に到着して一番嬉しそうな顔をしている寺部先輩。



11:50(?)笠ヶ岳小屋着


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山小屋でココアを飲んでぬくぬく温まる。橋本さんはおでんを食べていた。標高2800メートルでもそんなの関係ない。女2人のトーキングタイムが繰り広げられる。横に座っていた登山客の夫婦の方を若干引かせてしまうレベルで話は盛り上がり、2時間ぐらいずっと喋り続けていたように思う。


8/26(最終日)

3:48   笠ヶ岳山荘出発


5:05笠新道ぬけて日の出待ち

「さみい鼻水でる」

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早朝ということもあり、すごく寒かったのを覚えている。それでも待った甲斐があり、槍ヶ岳と日の出のコラボ写真が撮れた。(西馬くん撮影)


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ゴールは遠い.....

9:33  笠新道入り口


一日中下りだった最終日は、片岡の膝がもつか心配だった。

案の定下りの途中で膝の痛みが出てきたようで、膝をかばうような歩き方になっていて痛そうだった。

本当に下りが長くて長くて、私は途中で下るのに飽きてしまった。


10:24  新穂高ロープウェイ


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無事下山完了!みんな嬉しそう!



(感想)


1日目から天気が悪かったため、最初は「槍ヶ岳さえ登れたらもうそれでいい」と思い、その日の夜のテントでは「もう生きて帰れたらそれで良い」という風にどんどん私の目標が下がっていったのですが、結果的に計画していた全ての山を登頂することができたので、さすがCLの寺部先輩だなあと尊敬の念が絶えません。

全体的にみんな黙々と歩いていて緊張感があった山行でした。期間の最後の方は山の景色に飽きてしまい退屈でしたが、それでも今思えばすごく贅沢な5日間だったと思います。

親子の雷鳥槍ヶ岳での日の出、真っ赤な夕日などの素晴らしい景色と涼しい気候は山でしか味わえません。

来年も山がどんな景色を見せてくれるのか楽しみです。



文責:上田

写真:メンバー

夏合宿(槍ヶ岳・笠ヶ岳縦走)〈前編〉

ブログを楽しみにしている皆さま、更新が遅れてしまい申し訳ございませんでした。

19年度の片岡です。

今回は、我らが山岳同好会の半年の集大成を発揮する「夏合宿(槍ヶ岳笠ヶ岳)」〈前編〉についての報告です。


[日時]

2019年8月21日〜8月26日

[メンバー]

CL 寺部(17年度) SL 西馬(18年度)

18年度  上田、橋本

19年度  片岡

[行程(前半)]

0日目 京都駅八条口=(夜行バス)

1日目 上高地~徳沢~槍沢キャンプ場(5.7p)

2日目 槍沢キャンプ場~槍ヶ岳山荘(5.6p)



1日目

6:00〜上高地出発

いよいよ始まった夏合宿。前日までの大雨の予報によって2日目が沈殿(天候の悪化により止むを得ず行程を中止して、1日その場で待機すること)になるかもしれないという暗雲立ち込める中、まさに空がその状況を汲み取ったかのように、大雨…

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〈大雨の中でも前進前進!〉


しかし、先輩方すみません…いっつも先輩方から色々な備品を借りていた自分は、今回から自前のレインウェアを持参していたので、それを着る機会があり少し嬉しかったことを、今、懺悔しますorz

6:52〜7:02 名神館そばにて休憩


ここに来て雨が一層ひどくなり、雨宿りしなくてはならなくなりました泣

もうレインウェアは十分楽しめたので、神様どうか雨止めて…

7:50〜8:15 徳沢ロッジにて雨宿り兼休憩


雨が弱まりいざ出発!道中にて、今回登る笠ヶ岳が実は寺部先輩が一年生の時から登ってみたかった山だと知り、今回が最後の活動となる寺部先輩のためにも天気が回復するのを祈るばかりでした。


9:05〜9:28 横尾にて休憩

10:13〜10:18ワサビ沢近辺にて休憩

20:50 槍沢ロッジ到着

11:40 ババ平(キャンプ場)到着‼︎

やっとの思いで1日目のゴール。道としては、前半はほぼ林道で整備されていましたが、何しろとんでもない雨量で疲れ果てました…本当はこの過酷さを写真でお伝えしたかったのですが、私含め全メンバーとも1日目の写真はあまり撮っておらず、逆にこのことが写真を撮る余裕がないほど1日目が大変だったのだと物語っていると思えます。

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〈明日の天気次第ではココで沈殿か…〉


2日目

この日は沈殿の可能性があったため遅めの起床…しかし、フライ(防水のためのテントを覆うカバー)を弾く雨粒の音が聞こえないではないか!?

そう、晴れ間がおとずれていたのだ!ありがとう、山の神様!!!少し風を待ち、早速出発した!

9:02〜 ババ平出発

時間が経つにつれてより晴れていき、まさに登山日和!いったいあの天気予報は何だったのだろう…

9:34〜9:45 殺生ヒュッテに至る道中にて休憩

10:40〜10:50 上に同じ

11:32〜11:39  上に同じ

開けた谷に出るとそこでは槍ヶ岳が僕らを見下ろしていた。

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〈綺麗に尖った岩山の数々に圧倒されました〉


12:02〜12:20 殺生ヒュッテにて休憩

12:55〜14:00 槍ヶ岳山荘にてテントの設営と休憩

荷物もテントに残し、槍ヶ岳へアタック!

と、その前にヘリコプターが槍ヶ岳山荘に物資の輸送を行っていて、非日常的な光景に男の子ごころをくすぐられました

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〈槍とヘリ(このタイトルのまま写真のコンクールに出展希望(ドヤ顔))〉


ちなみに、写真の槍ヶ岳の左肩にある出っ張りが小槍といい、諸説ありますがあの童謡アルプス一万尺にでてくる「こやり」だそうです。近くで見て改めて思いますが、とてもあの上で踊ろうとは思いません…作曲者は気が触れていると思われます。

さて、槍ヶ岳を登るにはハシゴを登る必要があるのですが、これが特に恐怖でした(汗)

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〈体感、ほぼ、直角〉


そして、いよいよ…

14:26〜14:55 槍ヶ岳山頂!!!

アルプスを一望でき、とても満足しました!何も遮る物のないパノラマは感動に次ぐ感動でした泣

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〈1日前まで、こんな景色を見られるとは思ってもみなかった一同は大満足!〉


15:30 槍ヶ岳山荘到着


[まとめ]

危険だと思われた2日目の岩場も天気予報と反して晴れたおかげで、前日濡れた地面は雨粒一つ残さず乾き(残ったのは気象庁への不信k…ゴホッゴホッ)僕たちの夏合宿は結果良いスタートを切れたと思います!

3日目以降立て続けに吹く強風、そして、私の膝の古傷…この天気・好機がどこまで持つか、悲しい結果となってなければ良いのですが、おっと少し話し過ぎたみたいです…このお話は後編に続けましょう!

次回!「その後雨も降らず、楽しい夏合宿!」を、お楽しみに👋👋👋👋👋


文責:片岡

写真:山岳同好会一同